「目立たない矯正」として人気のマウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正とは異なるアプローチで歯並びを整える治療法です。
この記事では、マウスピース矯正の基本知識を徹底解説します!
基本的な治療の仕組みやメリット・デメリット、気になる費用相場まで。
専門的な情報をわかりやすく網羅的に解説しているので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
【低価格&確かな技術力で安心の治療。今なら診断・検査が無料!】
マウスピース矯正「hanaravi(ハナラビ)」は、歯科矯正の実績が豊富な医師と定型して安心の治療を提供。
今なら通常3万円かかる治療プラン作成も含めて、検査・相談0円の無料相談を受付中です。お気軽にご予約ください!
目次
- 1. マウスピース矯正の仕組みと期待できる効果
- 2.マウスピース矯正5つのメリット。選ばれる理由とは?
- 3.マウスピース矯正3つのデメリット
- 4. マウスピース矯正にかかる費用
- 5. マウスピース矯正は保険適用?医療費控除は使える?
- 6. マウスピース矯正の治療期間の目安
- 7. マウスピース矯正の流れ
- 8. マウスピース矯正治療のビフォー・アフター(画像付き)
- 9. マウスピース矯正以外の矯正方法と比較!あなたに合った矯正方法は?
- 10. 代表的なマウスピース矯正ブランド3選
- 11. マウスピース矯正をする矯正歯科を選ぶ3つのポイント
- 12. マウスピース矯正に関するよくある疑問
- 13. マウスピース矯正ならhanaravi(ハナラビ)へ
- 監修歯科医師のご紹介
1. マウスピース矯正の仕組みと期待できる効果
(1)マウスピース矯正で歯が動く仕組み
歯が動くメカニズムには、「歯根膜(しこんまく)」という歯の根の周りにある薄い膜が重要な役割を果たします。
マウスピースによって歯に力が加わると、押された側の歯根膜は縮み、引っ張られた側の歯根膜は伸びます。
この骨の吸収と再生という体の自然な反応を利用して、少しずつ歯を理想的な位置に移動させていくのです。
一般的に、1枚のマウスピースで動く歯の距離は約0.25mm程度とされています。
そのため、一定期間ごとに新しいマウスピースに交換し、徐々に歯並びを整えていきます。
(2)期待できる主な効果
マウスピース矯正で改善が期待できる歯並びは多岐にわたります。
一般的に、次のような歯並びのトラブルに対応可能です。
-
叢生(そうせい):歯がデコボコに重なり合って生えている状態、いわゆる「ガタガタの歯並び」
-
空隙歯列(くうげきしれつ):歯と歯の間に隙間がある状態、「すきっ歯」
-
上顎前突(じょうがくぜんとつ):上の前歯が下の前歯より大きく前に出ている状態、「出っ歯」
-
下顎前突(かがくぜんとつ):下の前歯が上の前歯より前に出ている状態、「受け口」
-
開咬(かいこう):奥歯で噛み合わせたときに、前歯が噛み合わずに開いてしまう状態
マウスピース矯正で自分の歯並びがどこまで変わるのか、気になりませんか?
hanaravi(ハナラビ)では、専門の歯科医師があなたの歯並びを丁寧に診断し、最適な治療プランをご提案します。
まずは無料相談で、あなたの疑問や不安を解消しましょう!
2.マウスピース矯正5つのメリット。選ばれる理由とは?
マウスピース矯正が多くの人に選ばれるのには、従来の矯正治療にはない多くの魅力的な利点があるからです。
マウスピース矯正のメリットは、主に5つ挙げられます。
-
見た目が自然で目立たない
-
取り外し可能で衛生的
-
痛みが比較的少ない・口内炎ができにくい
-
金属アレルギーの心配がない
-
通院頻度が少なく済むことが多い
(1)見た目が自然で目立たない
マウスピース矯正最大のメリットは、何といってもその審美性にあります。
矯正装置は薄く透明な医療用プラスチックで作られているため、装着していても周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
接客業や人前に出るお仕事をしている人。
矯正治療中の見た目を気にする学生や社会人。
こうした人々は、マウスピース矯正を利用することで日常生活やコミュニケーションへの心理的な負担を大幅に軽減できます。
(2)取り外し可能で衛生的
マウスピースは患者様自身で簡単に取り外しが可能です。
そのため、食事の際には装置を外して普段通りに食事を楽しむことができます。
ワイヤー矯正のように食べ物が装置に挟まったり、特定の食べ物を避けたりする必要がほとんどありません。
また、歯磨きの際も装置を外せるため、歯ブラシやデンタルフロスを使って隅々まで丁寧に清掃できます。
これにより、装置と歯の間に汚れが蓄積しにくく、虫歯や歯周病のリスクを低減できるという衛生面でのメリットがあります。
(3)痛みが比較的少ない・口内炎ができにくい
従来のワイヤー矯正では、矯正装置が口腔内を傷つけて血が出てしまったり、口腔内に違和感を感じたりする場合が少なくありません。
マウスピース矯正の場合、歯並びに合わせた薄いマウスピースを装着するため、痛みや口腔内の違和感が出づらいというメリットがあります。
(4)金属アレルギーの心配がない
マウスピース矯正装置は、主に医療用のプラスチック(ポリウレタンなど)で作られています。
金属製のブラケットやワイヤーを使用しないため、金属アレルギーの体質の方でも安心して矯正治療を受けることができます。
金属アレルギーが原因で従来の矯正治療を諦めていた人も、問題なく治療を受けられるので安心です。
(5)通院頻度が少なく済むことが多い
マウスピース矯正では、初回来院時に作成した治療計画にもとづき、治療で必要なマウスピースを作成します。
その後、マウスピースは患者様の自宅に郵送され、指示された期間(通常1~2週間)ごとにマウスピースを交換していきます。
ワイヤー矯正のように、矯正装置の調整のために定期的な通院が必要ありません。
hanaravi(ハナラビ)の場合、治療完了までに必要な通院回数は平均1.3回。
忙しい人やクリニックから遠い場所に住んでいる人にとって、通院回数が少ないことは大きなメリットとなるでしょう。
※マウスピース矯正のブランドによって、通院頻度は大きく変わります
3.マウスピース矯正3つのデメリット
一方で、マウスピース矯正にもデメリットがあります。
具体的には以下の3つです。
-
自己管理能力が非常に重要
-
全ての症例に対応できるわけではない
-
話しにくさや違和感を感じることがある(特に初期)
(1)自己管理能力が非常に重要
マウスピース矯正の成否を最も大きく左右するのが、患者さん自身の自己管理です。
多くのマウスピース矯正では、1日に20時間以上の装着が推奨されています。
この装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が大幅に延長したり、期待した効果が得られなかったりします。
食事や歯磨きの時以外は基本的に装着している必要があるため、強い意志と継続的な努力が求められます。
また、取り外しが可能なためマウスピースの紛失や破損にも注意が必要です。
外出先で外した際に置き忘れたり、誤った洗浄方法で変形させてしまったりするケースも考えられます。
紛失・破損した場合は、速やかに歯科医院に連絡し、指示を仰ぐ必要があります。
自己管理に自信がない方には、この点が大きなマウスピース矯正のデメリットとなるでしょう。
(2)全ての症例に対応できるわけではない
マウスピース矯正は進化を続けていますが、現状では全ての歯並びの不正に対応できるわけではありません。
特に以下のようなケースでは、マウスピース矯正単独での治療が難しい、あるいは適用外となることがあります。
-
抜歯を伴う大幅な歯の移動が必要な重度の叢生(ガタガタの歯並び)
-
顎の骨格に大きなズレがある骨格性の不正咬合(例:著しい出っ歯や受け口)
-
歯の著しい傾斜や回転、歯根からの大きな移動が必要な場合
-
重度の歯周病に罹患している場合(歯周病治療が優先されます)
歯科医師は症例の難易度を診断し、マウスピース矯正が適切かどうかを判断します。
場合によっては、ワイヤー矯正や外科手術との併用が提案されることもあります。
自分の歯並びがマウスピース矯正に適しているかを知るには、専門医による精密検査と診断を受けることが不可欠です。
(3)話しにくさや違和感を感じることがある(特に初期)
マウスピースを初めて装着したばかりの頃は、口の中に異物感を感じたり発音がしにくくなったりすることがあります。
特にサ行やタ行などが話しにくいと感じる方がいるようです。
しかし、これは一時的なもので、多くの場合、数日~数週間で徐々に慣れていくとされています。
もし長期間にわたって発音のしにくさが改善されない場合は、歯科医師に相談してみましょう。
4. マウスピース矯正にかかる費用
マウスピース矯正の費用は、矯正範囲や使用する装置、通院する歯科医院によって異なります。
一般的には、全体矯正で60万~100万円、部分矯正で10万~40万円が相場です。
ここでは、マウスピース矯正の費用の実態と細かな内訳などについて見ていきましょう。
(1)費用の内訳
マウスピース矯正にかかる費用は、主に「治療前・治療中・治療後」の3段階で発生します。
それぞれにかかる費用の目安は次の通りです。
-
治療前にかかる費用:6万~10万円(カウンセリングや検査などの費用)
-
治療中にかかる費用:10万~100万円(マウスピースの作成、医師による経過観察、矯正装置の調整などの費用)
-
治療後にかかる費用:約6万円(治療後の歯並びを固定する「保定期間」で使用するマウスピースの作成、経過観察などにかかる費用)
(2)全体矯正の費用相場:60万〜100万円
歯科矯正は、前歯など一部の歯並びのみを矯正する「部分矯正」と、奥歯を含む歯列全体を矯正する「全体矯正」の2種類があります。
そのうち、マウスピース矯正の全体矯正の費用相場は60万〜100万円です。
部分矯正と比較すると費用は高くなりますが、奥歯を含めた歯列全体を矯正できるため、噛み合わせの改善にもつながります。
費用はマウスピース矯正ブランドや、歯並びの状態、治療内容によって異なります。
(3)部分矯正の費用相場:10万〜40万円
部分矯正の費用相場は10万円~40万円程度であり、部分矯正よりも費用を抑えられるケースが多いです。
全体矯正のように、奥歯も含む歯列全体の矯正や噛み合わせの改善は難しいですが、人目につきやすい前歯を重点的に矯正できます。
コストを抑えつつ、外見の印象をよくしたいという人におすすめです。
さらに詳しく料金について知りたい人は、こちらの記事をご覧ください!
hanaravi(ハナラビ)は、30万円、45万円、60万円の合計3プランで矯正治療をご提供しています(すべて税別)。
また「総額制」を採用しており、提示した料金以外に追加費用は原則かかりません。
月々3,600円からの分割払いにも対応しているので、予算に不安がある人も安心です。
5. マウスピース矯正は保険適用?医療費控除は使える?
矯正治療の費用は高額になることが多いです。
マウスピース矯正の相談では「保険は適用される?」「医療費控除は使える?」といった相談を受けることが少なくありません。
この二つのポイントについて、正しい知識を身につけましょう。
(1)保険適用
原則として、審美(見た目の改善)を主な目的とする歯列矯正は健康保険の適用外となり、自由診療(自費診療)となります。
ただし、ごく限られた例外的なケースとして、保険が適用されることがあります。
-
「顎変形症(がくへんけいしょう)」と診断され、顎の骨を切るなどの外科手術を併用する矯正治療
-
厚生労働大臣が定める特定の先天性疾患に起因する咬合異常の治療
-
前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)
これらの条件に該当する場合でも、保険診療を行うためには厚生労働省の認可を受けた特定の医療機関で治療を受ける必要があります。
より詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
(2)医療費控除を使う場合の条件
医療費控除とは1年間にかかった医療費が、規定の金額を超えた際に、支払った医療費をもとに計算した金額分の所得控除を受けられる制度です。
1年間に支払った医療費が一定額(通常10万円)を超えた場合、確定申告を行うことで所得税の一部が還付(または住民税が軽減)されます。
医療費控除の対象となる歯科矯正の治療は、主に次の3点です。
-
発育過程の子どもが歯科矯正をする場合(歯や顎が適切な成長をするために必要な治療行為とみなされる場合)
-
噛み合わせや歯並びに問題があり、咀嚼(そしゃく)に支障をきたす、あるいは発音に影響を及ぼすなど機能面に悪影響があると認められた場合
医療費控除の費用は、矯正治療費本体のほか、精密検査・診断料、通院のための交通費(公共交通機関)なども含まれることがあります。
医療費控除を受けるためには、歯科医師の診断書が必要になる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
また、治療に関する領収書は必ず全て保管しておくようにましょう。
医療費控除について詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください!
矯正にかかる費用に不安がある人は、無料相談でお気軽にご質問ください。
hanaravi(ハナラビ)の提携クリニックに在籍する専門医が、丁寧にご説明します!
6. マウスピース矯正の治療期間の目安
マウスピース矯正の期間は、治療する歯並びの状態や範囲によって大きく異なります。
そのため、一般的には数ヶ月~3年程度とばらつきが大きいです。
(1)部分矯正と全体矯正の治療期間の目安
部分矯正の場合、軽度なものであれば2ヶ月~1年程度で完了することもあります。
一方、全体矯正の場合は歯を全体的に動かすため、一般的な治療期間の目安は1年~3年程度。
複雑な治療の場合、それ以上かかることもあります。
(2)治療期間を左右する要因
治療期間を左右する主な要因としては、以下のようなものが挙げられます。
-
歯並びの初期状態と目標とする歯並び:移動させる歯の数や距離、複雑さ
-
治療計画の妥当性:無理のない効率的な計画が立てられているか
-
患者さんの協力度:指示された装着時間(通常1日20時間以上)が守られているか
-
年齢:一般的に、成長期にある若い方が骨の新陳代謝が活発で歯が動きやすいとされる ※成人でも問題なく治療可能
-
抜歯の有無:抜歯を伴う場合は、そのスペースを閉じるために期間が長くなる傾向がある
-
歯の動きやすさの個人差:骨密度や歯根の状態など、個人差がある
「マウスピース矯正がいつ終わるか」は誰しも気になるところ。
歯科医師とよく相談し、治療シミュレーションを確認しながら、現実的な期間を把握することが大切です。
7. マウスピース矯正の流れ
マウスピース矯正による治療を受ける場合の、契約前から契約後までのプロセスを解説します。
-
カウンセリング
-
検査・診断
-
矯正期間
-
保定期間
(1)カウンセリング
まずは歯科医院でカウンセリングを受けます。
歯科医師が口腔内のチェックをおこない、マウスピース矯正が適しているか、また費用や治療期間などについておおよその目安を伝えられます。
(2)検査・診断
カウンセリングの内容に納得できたら、精密検査を受けます。
数週間後、そのデータをもとに作成した治療計画(プラン)を提示してもらいます。
治療計画に納得できたら、いよいよマウスピース矯正の開始です。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。
(3)矯正期間
矯正期間中は、矯正用マウスピースを1日20時間ほど装着します。
1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、すべてのマウスピースを装着し終わったとき、プラン通りの歯並びになっていれば矯正完了です。
矯正期間中は通常、数ヶ月ごとに経過観察や処置のために通院する必要があります。
hanaravi(ハナラビ)などのマウスピース矯正ブランドは、オンラインでの経過観察を行っています。
そのため、処置の必要がなければ通院は必要ありません。
またhanaravi(ハナラビ)は、指示通りに装着したのに計画通りに矯正できなかった場合、無料でプランを再作成できます。
経験豊富な矯正専門の歯科医師が、矯正完了するまで責任を持ってサポートするのでご安心ください。
初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。
(4)保定期間
矯正終了後は保定期間に入ります。
保定期間とは、矯正後の後戻りを防ぐためにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着する期間のことです。
リテーナーの種類やクリニックによっては、保定期間も定期的な通院が必要な場合があります。
保定期間は矯正にかかった期間とほぼ同期間だとされています。
もしも矯正に1年かかったのなら、保定期間も1年ほどかかると考えてください。
リテーナーの費用相場は2~3万円程度です。
hanaravi(ハナラビ)では、キレイになった歯並びを維持していただくために、ご契約者様全員にリテーナーを無料でプレゼントしています。
8. マウスピース矯正治療のビフォー・アフター(画像付き)
実際にマウスピース矯正を受けた患者様はどのような結果を得られたのでしょうか?
ここでは、hanaravi(ハナラビ)で治療を受けた患者様のビフォー・アフターを画像で紹介します。
皆さんの歯並びに近い症例がないか、ぜひ確認してみてください。
(1)ガタガタの歯並び:期間約3ヶ月・治療費30万円
(2)ガタガタの歯並び:期間約8ヶ月・治療費60万円
(3)すきっ歯:期間約3ヶ月・治療費30万円
(4)すきっ歯:期間約3ヶ月・治療費30万円
(5)出っ歯:期間約3ヶ月・治療費27万円
(6)出っ歯:期間約6ヶ月・治療費30万円
9. マウスピース矯正以外の矯正方法と比較!あなたに合った矯正方法は?
歯科矯正には、マウスピース矯正以外に「表側矯正」「裏側矯正」「セラミック矯正」の3種類があります。
それぞれの矯正方法の特徴と費用とメリット・デメリットをまとめました。
(1)表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正とは、ブラケットと呼ばれる部品を歯の表面につけて、ワイヤーの力によって歯を動かす矯正の種類のことです。
最も歴史のある矯正方法であり、医師たちの経験・知識も豊かで多くの矯正歯科で導入されています。
表側矯正(ワイヤー矯正)は、大きく歯を動かす歯並びに適しているのが特徴です。
費用の相場は60~130万円(※部分矯正の場合は30~60万円)で、矯正期間の目安は2年程度です。
【表側矯正のメリット】
-
適応症例が多い
-
重度の症例にも対応可能
-
装着時間等の自己管理が不要
-
矯正期間が短く済むケースもある
【表側矯正のデメリット】
-
矯正装置が目立ちやすい
-
痛みや不快感が出やすい
-
食事の際に食べ物が挟まりやすい
-
定期的な調整が必要
(2)裏側矯正(ワイヤー矯正)
裏側矯正とは、歯の裏側(舌側)にワイヤー型の矯正装置をつけ、歯を動かしていく矯正の種類のことです。
表側矯正と比べて、医師の高い技術が必要になり、また費用も高くなってしまいがちです。
しかし、歯を大きく動かすことに向いているほか、表側矯正よりも矯正中の見た目が目立たないというメリットがあります。
費用の相場は100~170万円(※部分矯正の場合は40~70万円)で、矯正期間の目安は3年程度です。
【裏側矯正のメリット】
-
適応症例が多い
-
重度の症例にも対応可能
-
装着時間等の自己管理が不要
【裏側矯正のデメリット】
-
費用が高額になりやすい
-
痛みや不快感が出やすい
-
食事の際に食べ物が挟まりやすい
-
定期的な調整が必要
(3)ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)
ハーフリンガル矯正とは、表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法です。
上の歯には裏側矯正、下の歯には表側矯正を適用します。
上の歯は人から見られやすい部分であるため、表側矯正のデメリットだった見た目の問題を解消できます。
費用の相場は80~130万円(※部分矯正の場合は30~70万円)で、矯正期間の目安は2〜3年程度です。
【ハーフリンガル矯正のメリット】
-
表側より目立ちにくい(上は裏側、下は表側のため)
-
重度の症例にも対応可能
-
装着時間の自己管理が不要
-
裏側矯正よりも費用を抑えられる場合がある
【ハーフリンガル矯正のデメリット】
-
裏側矯正と同様に違和感や発音しづらさが出やすい
-
見た目の目立ちにくさは裏側矯正より劣る
-
食事中に食べ物が詰まりやすい
-
定期的な調整が必要
(4)セラミック矯正
セラミック矯正は、セラミック製の被せ物(人工補綴物)を使って歯並びや歯の色、歯の形を改善させる治療方法です。
他の矯正とは違い、歯並び自体を変えることはできませんが、短期間で見た目を綺麗に整えることができます。
費用は1本あたり8~18万円。
治療は人工歯ができ次第すぐに完了します。
【セラミック矯正のメリット】
-
短期間で見た目を綺麗にできる
-
歯の色まで整えられる
-
装着時間等の自己管理が不要
【セラミック矯正のデメリット】
-
費用が比較的高額
-
健康な歯を削る必要がある
-
治療後もメンテナンスが必要
いくつもある矯正治療のうち、自分にぴったりな治療方法がどれかわからない人も多いでしょう。
hanaravi(ハナラビ)の公式LINEからは、経験豊富な歯科医院での無料相談にお申し込みできます。
検査や相談0円で、自分にとって最適な治療方法を見つけられます。
10. 代表的なマウスピース矯正ブランド3選
ここでは、代表的なマウスピース矯正ブランドをご紹介します。
(1)hanaravi(ハナラビ)
hanaravi(ハナラビ)は、株式会社DRIPSが運営するマウスピース矯正ブランドです。
創業者で医師の各務康貴が、「口腔環境を良くすることで、救える命を増やせないか?」と感じたことからサービスが始まりました。
①総額制を導入で追加費用なし
hanaravi(ハナラビ)は「総額制」という支払い方法を導入しています。
最初に提示された料金以外に、原則として追加費用はっかりません。
多くの場合、アタッチメントやディスキング(歯の研磨)の処置には別途費用がかかりますが、hanaravi(ハナラビ)なら無料です。
また、指示通りにマウスピースを着用しても歯が動かなかった場合、無料で治療プランを再作成します。
保定期間で使用するリテーナーも、無料で1枚プレゼントしています。
②3つのプラン+αで幅広い症例に対応
プランは30万円・45万円・60万円(税別)の3種類。
マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用したプラン(税別80万円)もあり、幅広い症例に対応可能です。
プラン |
料金 |
矯正期間の目安 |
Basicプラン (軽度な歪みやガタつきがある場合) |
月額3,600円(税別)/91回 または一括払い30万円(税別) |
5〜7ヶ月 |
Mediumプラン (軽〜中度な歪みやガタつきがある場合) |
月額4,500円(税別)/113回 または45万円(税別) |
7〜10ヶ月 |
Proプラン (中度以上の歪みやガタつきがある場合) |
月額6,300円(税別)/106回 または一括払い60万円(税別) |
8〜18ヶ月 |
※横スクロールで全文表示できます。
③月々3,600円からの分割払いにも対応
hanaravi(ハナラビ)では、月額3,600円※1という、非常にリーズナブルな価格での分割払いにも対応しています。
※1年利2.5%で91回払いの場合
「歯を矯正したいけどお金が……」という不安を抱えている人は、こうした支払い方法をご検討ください。
矯正治療の支払い方法を詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください!
hanaravi(ハナラビ)の公式LINEでは、歯の矯正費用を簡単に計算できます!
④通院回数は平均1.3回
治療期間全体における平均通院回数は1.3回。
最初に治療プランを作成するために通院した後は、ほぼ通院なしで歯の矯正が完了します。
治療中は実績豊富な歯科医師と密に連携し、LINEによるサポートも365日対応。
そのため、通院回数が少なくても安心して矯正を進められます。
⑤厚み0.5mmのマウスピースを使用
hanaravi(ハナラビ)で使用するマウスピースの厚みは約0.5mmと薄く、違和感の少ない装着感で矯正を続けられます。
(2)インビザライン
インビザラインは、アライン・テクノロジー社が提供する世界トップクラスの治療実績を誇るマウスピース矯正ブランドです。
世界で最も浸透しているマウスピース矯正ブランドのひとつで、利用者数はアジア太平洋地域だけで100万人を突破(2020年現在)。
2022年には、「インビザライン・システム」が歯列矯正装置として初めてグッドデザイン賞を受賞しています。
hanaravi(ハナラビ)と同様に、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換していくことで、理想の歯並びを目指します。
①インビザラインの特徴
- 適応症例が多い
- 通院回数はクリニックによる
- 取り扱っている歯科医院が多い
- 世界で最も利用者が多い
- 契約前に矯正後の歯並びを確認できる
②インビザラインの料金・矯正期間
インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ
- 費用:約80~100万円
- 期間:平均2~3年
- 特徴:全体矯正に適用、アライナーの枚数制限なしアライナー再作成5年間無料
インビザライン・ライトパッケージ
- 費用:50万円~
- 期間:7か月
- 特徴:上限14枚まで、計画通りに動かなければ追加費用が発生する可能性もある
インビザライン・エクスプレスパッケージ
- 費用:30万円~
- 期間:3~4ヶ月
- 特徴:上限7枚まで、矯正後の後戻りや前歯の部分矯正などに適用。計画通りに動かなければ追加費用が発生する可能性もある
インビザライン・ファースト
- 費用:約75万円
- 期間:治療開始より1年半以内を目安に第1期治療を完了
- 特徴:アライナー枚数・回数制限なし、乳歯が残っている子どもの矯正に適用
(3)その他のマウスピース矯正ブランド一覧
hanaravi(ハナラビ)やインビザライン以外にも、国内にはさまざまなマウスピース矯正ブランドがあります。
主なブランドの特徴や費用、矯正期間などを一覧にまとめました。
各サービスの比較として、ぜひ参考にしてみてください。
より詳しくマウスピース矯正について知りたい!という人は、hanaravi(ハナラビ)の無料相談へお問い合わせください。
皆さんにぴったりな矯正プランを0円でご提案いたします。
11. マウスピース矯正をする矯正歯科を選ぶ3つのポイント
歯科矯正はクーリングオフができないため、一度契約してしまうと原則契約の破棄はできません。
だからこそ、慎重にマウスピース矯正をお願いする矯正歯科を選ぶ必要があります。
実際に歯科医院を探す場合は、次の3つのポイントに注意してください。
- 歯科医師の技術力が高いか
- 治療前の説明を丁寧におこなってくれるか
- 自分に合った矯正装置を選ぶことができるか
(1)歯科医師の技術力が高いか
1つ目のポイントは「歯科医師の技術力が高いか」です。
従来の矯正と同様、マウスピース矯正の成功・失敗は治療をおこなう歯科医師の治療技術によって左右されます。
ですが、歯科知識のない人がそれを見極めるのは至難の業です。
そこでクリニックを選ぶ基準になるのが、日本矯正歯科学会の認定医や指導医を取得している歯科医師が在籍しているかどうかです。
矯正歯科の経験やスキルを確かめるためにも、担当する歯科医師が「認定医」や「指導医」なのか確認するといいでしょう。
日本矯正歯科学会では、歯並びの審美面と噛み合わせなどの機能面について、最新の医療技術を駆使した矯正の研修などを行っています。
そこで研鑽を積んだ歯科医師を選べば、安心して治療を受けることができるはずです。
(参考:マウスピース矯正装置による治療に関する見解|日本矯正歯科学会)
(2)治療前の説明を丁寧におこなってくれるか
2つ目のポイントは「治療前の説明を丁寧におこなってくれるか」です。
技術があるというだけでなく、治療前の説明を丁寧にしてくれるかも重要です。
治療計画や費用、リスクなどを事前に説明してくれるクリニックを選びましょう。
説明も十分にせず、検査や契約をすすめてくるクリニックは要注意です。
同時に、クリニック側の説明をなんとなくで聞き流さず、しっかり確認して疑問点を解消しておくことを忘れないようにしましょう。
(3)自分に合った矯正装置を選ぶことができるか
3つ目のポイントは「自分に合った矯正装置を選ぶことができるか」です。
マウスピース矯正を希望していても、実際に診断をしてみると適応外になる可能性もあります。
そのときに、別の最適な治療方法を提案してもらえるクリニックを選ぶと良いでしょう。
歯科矯正では、さまざまな種類の矯正装置があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
またクリニックによって、取り扱っている矯正方法やマウスピース矯正ブランドは異なります。
美しい歯並びを手に入るためにも、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらも選べるクリニックを選ぶようにしましょう。
hanaravi(ハナラビ)と提携している歯科医院はいずれの条件も満たしているため、安心して歯の矯正を任せられます!
12. マウスピース矯正に関するよくある疑問
こちらでは、マウスピース矯正に関するよくある疑問にお答えします。
- マウスピース矯正の治療は何年かかる?
- 一日何時間マウスピースをつける?
- マウスピース一枚でどれぐらい歯が動く?
- マウスピース矯正ってどれぐらい痛い?
- マウスピース矯正が向いていない歯並びは?
- 矯正ブランドによって治療効果が違うの?
- マウスピース矯正は保険適用されるの?
- マウスピース矯正中もホワイトニングできる?
- マウスピース矯正は出っ歯になりやすいって本当?
(1)マウスピース矯正の治療は何年かかる?
矯正前の歯並びの状態にもよりますが、マウスピース矯正の治療期間の目安は1~2年です。
軽度の不正咬合や部分矯正の場合は数ヶ月で治療が完了するケースもあります。
(2)一日何時間マウスピースをつける?
1日20時間はマウスピースを装着する必要があります。
装着時間が短いと歯が計画通りに動かず、治療期間が長引いたり、追加費用が発生したりする可能性があります。
(3)マウスピース一枚でどれぐらい歯が動く?
マウスピース矯正ブランドにもよりますが、通常マウスピース1枚で0.25mm程度歯が動きます。
急激に動かしてしまうと、歯や周辺の組織を傷つけてしまう可能性があるため、1枚のマウスピース矯正で一気に歯を動かすことはできません。
(4)マウスピース矯正ってどれぐらい痛い?
マウスピース矯正の痛みに耐えられるか不安な人は多いですよね。
マウスピース矯正に限らず、矯正治療は多かれ少なかれ痛みが発生しやすいものです。
ただ、我慢できないほど痛い、また激しい痛みを感じることはほどんどありません。
hanaravi(ハナラビ)がおこなったアンケートでは、ほとんど痛い期間がなかったと回答する患者様が約37%いらっしゃいました。
痛みを感じた場合でも、装着後3日ほどでほとんどの人が痛みを感じなくなったと答えています。
(5)マウスピース矯正が向いていない歯並びは?
マウスピース矯正が向いていない歯並びとして、以下の症例が挙げられます。
-
重度の不正咬合
-
歯並びではなく骨格に問題がある場合
また、装着時間を自己管理する必要があるので、管理に自信のない人も難しいでしょう。
hanaravi(ハナラビ)では、マウスピースの装着や交換タイミングをLINEで教えてくるので、自己管理力に自信がない人にもおすすめです。
(6)矯正ブランドによって治療効果が違うの?
マウスピース矯正ブランドによって、治療できる範囲が異なります。
部分矯正のみに対応しているブランドもあれば、部分矯正も全体矯正も対応しているブランドもあります。
(7)マウスピース矯正は保険適用されるの?
マウスピース矯正も含め、歯科矯正は基本的に自由診療というものに区分されます。
保険が適用されるのは、病気や怪我などの治療に限定されます。
歯科矯正の場合は、「審美的な目的(見栄えをよくする)」であり、原則として保険は適用されません。
ただし、歯科矯正でも保険適用となるケースもあります。
公益社団法人日本矯正歯科学会によると、下記の3つに当てはまる場合は歯科矯正であっても保険適用となります。
①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常 ②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る) ③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る) 引用元:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
(8)マウスピース矯正中もホワイトニングできる?
マウスピース矯正中、同時に歯のホワイトニングをすることも可能です。
ワイヤー矯正はワイヤーが邪魔になり、効果的なホワイトニングができません。
マウスピース矯正は取り外しができるため、ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングに対応しています。
hanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正では、プランご契約者様にホワイトニングを無料でプレゼントしています。
提供しているホワイトニング剤は国内承認薬なので、安心してお使いいただけます。
(9)マウスピース矯正は出っ歯になりやすいって本当?
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて出っ歯になりやすいといわれます。
その理由は主に2つです。
-
前歯を後ろに移動させることが苦手なため、歯を後方へ引っ張れない
-
抜歯をともなう大きな歯の移動が苦手なため、抜歯をせず歯を動かす結果、歯が前方に動きやすい
どちらのケースも、歯科医師の技術力不足や患者様とのコミュニケーション不足などが原因で起こると考えられます。
hanaravi(ハナラビ)は、長く歯科矯正に携わってきた歯科医師が所属する歯科医院と契約しています。
各医院は、患者様の歯並びの状態に合わせて適切な治療方法を提供しています。
「矯正後に出っ歯になってしまった」といった後悔につながることはないのでご安心ください。
13. マウスピース矯正ならhanaravi(ハナラビ)へ
ここまで、マウスピース矯正の特徴やメリット・デメリット、費用などについて解説してきました。
マウスピース矯正は一部症例に対応していないものの、幅広い症例の矯正で利用されています。
他の矯正方法よりも低価格であるなど、多くの患者様におすすめできる治療方法です。
現在、歯の矯正を考えている人は、ぜひマウスピース矯正での治療を検討してみてください。
もっと詳しくマウスピース矯正について知りたい人は、hanaravi(ハナラビ)の無料相談にお問い合わせください!
hanaravi(ハナラビ)は、医師である各務康貴が、日本人の多くが抱えている歯の悩みを解決したいと思い立ち上げたマウスピース矯正ブランドです。
治療中の通院回数は平均1.3回とお手軽でありながら、信頼と実績のある歯科医院とのみ提携しているため、安心して治療を受けられます。
無料相談では、初回相談にかかる検査・相談料がすべて無料。通常3万円かかる治療プラン作成費用も、0円で提供しています。
プランに応じて、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられる点も魅力です。
(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)
公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできます。まずはお気軽にご確認ください!
監修歯科医師のご紹介
セレスタ麻里子 (矯正専門歯科医師 渋谷F&B矯正歯科・東京)
神奈川歯科大学歯学部卒。神奈川歯科大学歯学部歯科矯正学講座。日本矯正歯科学会。歯科矯正で15年のキャリアを持ち、ワイヤー矯正(表・裏)だけでなく、マウスピース矯正も専門とする。