口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
 

歯が前に出ていることによって口元も前に出ている状態を指す「口ゴボ」。この言葉を知って「口ゴボってなに?」「口ゴボの直し方を知りたい」という人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、口ゴボの原因や直し方、よくある疑問などについて解説します。

1.口ゴボとは

口ゴボとは、口元が(上唇も下唇も)前に出た状態のことをいいます。横から顔を見たときに、鼻と顎を結ぶライン(Eライン)に対し、唇が前に飛び出ている場合は口ゴボだといえるでしょう。

口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

正確にいえば、上唇だけ前に出る出っ歯だけでは口ゴボといえず、上唇と下唇の両方が前に出た状態を口ゴボといいます。Eラインが整っていると横顔がすっきりしてみえるため、口ゴボの人のなかには見た目をコンプレックスに感じる人もいるかもしれません。

2.口ゴボの原因

では、なぜ口ゴボになってしまうのでしょうか。以下では口ゴボの代表的な原因を3つ解説します。

(1)アドノイド肥大

1つ目に挙げられる口ゴボの原因は「アデノイド肥大」です。

アデノイドとは、鼻の奥にある喉付近の上咽頭にあるリンパ組織のかたまりのことで、それが肥大した状態をアデノイド肥大といいます。アデノイド肥大が生じると、口ゴボになるだけでなく、鼻詰まりや口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸などの症状が発生します。

アデノイド肥大に伴う口ゴボの症状が現れている場合、健康的な被害もあります。気になる方は病院で医師に相談しましょう。

(2)先天的・遺伝的な問題 顔の形や骨格

2つ目に挙げられる口ゴボの原因は「先天的・遺伝的な問題」です。口元は親からの遺伝による影響を大きく受ける部位です。遺伝によって生じた口ゴボは、骨格を受け継いだ場合と、歯並びを受け継いだ場合の2種類のパターンがあります。遺伝による口ゴボは予防できませんが、後述する通り歯科矯正などによって直すことができます。

(3)後天的な問題 習慣や癖

口ゴボは、習慣や癖などの後天的な問題によって引き起こされるケースもあります。具体的には以下のような習慣・癖が原因で口ゴボになります。

  • 口呼吸が習慣化している
  • 柔らかい食べ物に偏った食生活を送っている
  • 下唇を噛む癖を持っている
  • 舌を前歯で押す癖を持っている
  • 正しい位置に舌を収めていない
  • よく爪を噛む癖がある
  • 子供の頃、指しゃぶりが癖だった

上記のような習慣・癖がある場合、口元の筋肉が発達しなかったり、衰えたり、あるいは子供の場合だと顎の発達に問題を抱えたりしてしまいます。場合によっては口ゴボになってしまいます。

3.口ゴボの影響

実際、口ゴボになってしまうとどのような影響があるのでしょうか。見た目の問題はもちろん、それ以外にも影響が生じます。

(1)見た目のコンプレックスが生じる

口ゴボになると、やはり見た目のコンプレックスが生じる可能性があります。気にならない人もいるかもしれませんが、「横顔を見られたくない」「口元を隠す癖がある」といった人もいます。

(2)咀嚼や発音に悪影響が出る

口ゴボの人は歯の噛み合わせが悪かったり、口周りの筋肉の発達が不十分なケースが多いです。そのためうまく咀嚼できていなかったり、滑舌が悪くなり、息が抜けるような発音になったりしていることがあります

(3)虫歯や歯周病などのリスクが高まる

口ゴボの人は口が自然と空きやすい体質になります。口を開けっぱなしになると、口腔内が乾燥し、唾液の量が減ります。唾液は口の中を守るのに重要な役割を果たしていますが、その唾液が減ることで虫歯や歯周病のリスクが高まります。なお、口腔中が乾燥すると、口臭がキツくなる場合もあります。

4.口ゴボの治し方

では、口ゴボになってしまった場合、どのように治すことができるのでしょうか。噛み合わせや歯の傾斜が関係している口ゴボには歯の矯正が一番効率的です。以下では歯科矯正を中心に、口ゴボの直し方を解説します。

(1)マウスピース矯正

1つ目に挙げられる直し方は「マウスピース矯正」です。マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の矯正装置を使って歯並びを矯正する方法です。矯正期間の目安は1年~2年で、その費用の相場は60~100万円ほど(前歯のみなど部分矯正の場合は10~40万円ほど)です。マウスピース矯正のメリット・デメリットは以下の表の通りです。

口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

(2)ワイヤー矯正

2つ目に挙げられる直し方は「ワイヤー矯正」です。ワイヤー矯正とは、金属などのワイヤー状の矯正装置を歯に固定して矯正する方法です。矯正期間の目安は2年程度(目立たない裏側矯正なら3年程度)で、その費用は60~130万円ほど(裏側矯正の場合は100~130万円ほど)です。ワイヤー矯正のメリット・デメリットは以下の通りです。

口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

(3)その他の治療方法

主な歯科矯正は上記の2つですが、そのほかにも口ゴボを直す方法はあります。以下では2つの種類を解説します。

①外科矯正

外科矯正はあごの骨の手術を併用して、かみ合わせを改善する治療方法です。病名が着く場合は、医療保険を使うことができるので保険の範囲で治療が受けられます。費用の目安は65~150万円ほどです。期間は1~3年程度になります。なお、機能的な治療を重視するため、見た目が自分の理想していた通りに行かない場合があります。

②美容整形

美容整形は容貌の美しさを手に入れることが最優先の治療方法です。症例によっては骨の出ている部分を削ってバランスを整えます。費用の相場は12~28万円程度で、必要な期間は1~2か月ほどです。見た目の治療を重視するため、噛み合わせなどの機能面の治療が劣る場合があります。

、口ゴボ(出っ歯)の矯正例

では、実際に治療を行った場合、どのような変化があるのでしょうか。マウスピース矯正のhanaraviで口ゴボの原因の一つである「出っ歯」の矯正を行った場合のビフォー・アフターを紹介します。

口ゴボとは?原因や治し方、よくある疑問を徹底解説!

費用は30万円ほどで、期間は約6カ月です。口元が前にでる状態もこのように改善できるので、まずは無料相談してみるのもいいでしょう。

6.口ゴボに関するよくある疑問

では、最後に口ゴボに関するよくある疑問と答えを紹介します。

口ゴボを自力で治す方法は?

口ゴボを自力で治すのはほぼ不可能です。歯列矯正などを行わない限り自然と前に出た歯が後ろに戻ることはありません。上述した通り、口ゴボにつながる習慣・癖はあるので、それらを直すことで口ゴボの予防を行うことはできますが、一度口ゴボになってしまうと自力で元に戻すことはできないでしょう。

口ゴボを治療する際の注意点は?

歯列矯正を行う際は、ただ歯並びの見た目を改善するだけではなく、噛み合わせなども考慮して治療ができる矯正歯科を探すことがおすすめです。

また、歯列矯正を始める時、大体の場合検査・診断を行ってからスタートとなりますが、その際に、治療のゴールを自分で認識してから治療を始めることも重要です。

7.口ゴボを治したいならマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)

月々4,700円から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)なら経験豊富な歯科医師がリーズナブルな価格で、理想的な歯並びのゴールまでしっかり寄り添います。たくさん歯列矯正の情報があるなか、どんな歯列矯正をしようか迷っている方は、まず無料相談から始めてみましょう。

大宮エリアの矯正歯科・クリニック10選!評判や安さ、特徴を紹介

その他のhanaraviの特徴

  • 「定額制」で余計な費用負担ナシ
  • 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
  • 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
  • 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
  • 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
  • 「LINEサポート」で通院不要

公式LINEアカウントから費用目安のチェックや無料相談の申込ができますので、まずはお気軽にご確認ください。

Oh my teethとキレイラインの違いは?通院の有無や提携クリニックなど解説

\歯科矯正の「不安」を解消/
公式LINEで詳しくチェック!
歯科医があなたの知りたいにお答えします