上下の前歯12本を中心に矯正を行う部分矯正。
歯科矯正を検討している人の中には
「部分矯正ってなに?」
「ほかにどんな種類があるの?」
「メリットデメリットは?」
といったことが気になる人もいるかと思います。
この記事では、部分矯正のメリット・デメリット、種類などについて解説します。
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目次
部分矯正とは

部分矯正とはどのようなものでしょうか。
以下では部分矯正の概要と「部分矯正が向いている人」について解説します。
前歯だけを動かす矯正
前歯など一部の歯のみ部分的に行う矯正を部分矯正と言います。
上下全ての歯を矯正するわけではないので、「気になる部分だけ治したい」という方にとても向いている治療法です。
前歯の治療の場合、上だけ、下だけ、上下両方などのパターンがありますが、症例によってどの部分を矯正するか変わってきます。
上の前歯4本だけでも、見た目の印象はとても大きく変わります。
一方、歯並び全体を整える矯正を「全体矯正」といいます。部分矯正と全体矯正は、以下の表のとおり、それぞれ特徴や費用などが異なります。
向いている症例
部分矯正は矯正範囲が狭いため、適応症例はごく一部に限られます。
- 軽度の乱杭歯・叢生(歯列が少しガタガタしている状態)
- 前歯の傾斜が原因の軽度の出っ歯
- 過去に歯列矯正をしたにも関わらず後戻りしてしまった状態
- 歯と歯の間に隙間ができている空隙歯列(すきっ歯)
- 1本だけ傾いたり捻れて生えている状態
また、以下のようなケースでは部分矯正はおすすめできません
- 抜歯をしなければならない症例
- 重度の叢生
部分矯正を行った実際のケース
マウスピース矯正ブランドのhanaraviでは、数多くの部分矯正の実績があります。以下で代表的なケースを紹介します。
(1)上顎前突(出っ歯、口ゴボ)
上記は「出っ歯」のケースで、6カ月間、約30万円ほどの予算で部分矯正を行い、歯並びを整えることができました。
(2)すきっ歯
上記は歯と歯のあいだにすき間ができた歯並び(すきっ葉)のケースで、約6カ月間、30万円程度の予算で部分矯正をおこない、自然な歯並びにしました。
(3)ガタガタな歯並び(叢生)
こちらは歯がガタガタした並びになっていたケースで、約7か月間、35万円ほどの予算で部分矯正を行い、きれいな歯並びとして整えました。
部分矯正を行うメリット

では、部分矯正を行うメリットはどんなものがあるでしょうか。
治療期間を短くできる
全体的に行う矯正とは違い、一部分だけ動かす治療になるため全体矯正と比べると治療期間を短くすることができます。
また、前歯は奥歯よりも比較的動きやすいとされている点も治療期間を短くできる理由の1つです。
治療期間を短くできるメリットがあることから、結婚式や就職活動の前に部分矯正を希望する方が多いです。
費用を抑えられる
治療期間を短く済ませられることと矯正装置が全体矯正よりも小さいため、全体矯正を行うよりも費用を抑えることができる点です。
選択する治療法や器具にもよりますが、10万円から部分矯正を行っている医院もあり全体矯正の約半額ほどで行うことができます。
部分矯正の費用相場は約30〜60万円ほどです。
矯正中の痛みや発音の影響が少ない
矯正中の痛みは歯が動くことや矯正装置が当たることによって生じます。
部分矯正は全体矯正と比較して、矯正装置をつける場所が一部で尚且つ動かす歯の本数も少ないため、個人差はありますが痛みも比較的弱く済みます。
また、矯正装置をつける範囲が全体矯正よりも狭いことから、発音の際に装置の干渉を受ける部分が少ないため矯正装置を付けた状態での会話が比較的しやすいです。
部分矯正のデメリット

前章ではメリットをご説明しましたが、デメリットにはどんなものがあるでしょうか。
噛み合わせを改善することができない
部分矯正を行う上で1番のデメリットは、噛み合わせをなおすことができない点です。前歯だけしか治療できないため、奥歯の噛み合わせが悪い症例には適しません。
矯正を行う本来の意味は、審美的な見た目の改善もありますが、正常な噛み合わせに治療し、歯を健康に保つことです。一時的な見た目の変化に囚われずに、根本的な解決をすることが長期的には大切になります。
仕上がりが甘くなる
全体矯正のように全体的に歯並びを改善できるわけではなく、部分的な改善になってしまうためどうしても仕上がりが甘くなってしまうこともデメリットの一つです。歯と歯の重なりが著しかったり、出っ歯の度合いが著しい症例では仕上がりの完成度は全体矯正よりも落ちてしまいます。
また、美しい横顔の基準とされるEラインを形成することも難しいため、ゴールの完成度を高く設定している人には向かない矯正法です。
歯を削る可能性がある
全体矯正のように抜歯をして並び替えることが部分矯正では難しいため、歯を動かす必要があるのにスペースが足りない場合は、自身の歯を少し削ってスペースを作る必要がある場合があります。
症例や目指すゴールによって必要な処置かどうかが変わってくるため、カウンセリングの段階で削る必要があるかどうかの診断も聞いておきましょう。
部分矯正の治療法

部分矯正には主に「ワイヤー矯正(表側/裏側矯正)」と「マウスピース矯正」という2つの方法があり、それぞれの特徴は表のとおりです。
それぞれ以下で詳しく説明します。
ワイヤー矯正
ワイヤーとブラケットを用いて行う一般的な矯正治療です。歯の表面にブラケットという装置を装着して、そこにワイヤーを通して歯に力をかけて動かす矯正法です。前歯の表面に装置をつける表側矯正と、裏側につける裏側矯正があります。表側矯正に比べて裏側矯正の方が審美的に優れていますが、装置が舌に当たって痛みが出たり滑舌に影響が出るなどのデメリットもあります。
ワイヤー矯正で部分矯正を行う場合は、治療期間は3ヶ月から〜1,2年程になります。
マウスピース矯正
部分矯正は、マウスピースで行うことも可能です。
マウスピースは透明なため、装着中でも目立たず審美的に優れています。また、1日約20時間の装着時間を守れば、歯磨きや食事などの際には外していつも通り行うことができます。
マウスピースの部分矯正も、「ここだけ治したい」などの希望に沿って治療を行うことができます。また、ワイヤー矯正を行うよりも低コストで済む場合があります。
部分矯正はワイヤーまたはマウスピースのいずれの方法であっても、適応できる症例に限りがあるため、自分の症例に合っているのか、理想とするゴールに持っていけるのどうかをしっかりと歯科医師にしてもらうことが重要です。

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