出っ歯は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高くなるなど、健康上にも影響を及ぼします。
この記事では、さまざまな出っ歯の治し方を解説します。治療方法を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 自分の歯並びが出っ歯か確認する方法
出っ歯かどうかを判断する大まかな目安として、以下の項目を参考にしてみてください。
- 唇を閉じたときに上の前歯が邪魔でうまく閉じることができない
- 横から見て、上の前歯が下の前歯よりも5mm以上前に突き出ている
- 鼻の先端とあごの先端を結んだラインより前に上唇がはみ出している
- 上の前歯の真ん中の2本が目立つ
もし上記のうちひとつでも当てはまるものがあれば、あなたの前歯は出っ歯の可能性があります。
ただし、正確な診断は歯科医師でなければできません。特に出っ歯の程度については自己判断は難しいため、必ず歯科医師に相談するようにしてください。
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2.出っ歯の原因
出っ歯になる原因は、先天的な理由と後天的な理由に分けられます。
(1)先天的な原因
出っ歯の主な原因は、親からの遺伝(先天的な原因)により、歯やあごの骨に問題が生じることです。
具体的な歯の問題としては、上の歯が前に出るケースや、下の歯が後ろに引っ込んでいるケースが挙げられます。
あごの骨に問題を抱える場合もあります。例えば、上あごの骨が前に出ているケースや、下あごが小さい/後ろに引っ込んでいるケースです。
(2)後天的な原因
出っ歯は後天的な原因によって生じることもあります。
具体的には、以下のような悪癖や悪習慣が後天的な原因に該当します。
- 子供のころに口呼吸の習慣が身についており、口回りの筋肉が十分に発達せず、あごの骨が成長できなかったケース
- 舌で歯を押す癖があり、押し出された歯が前に出てきたケース
- 子供のころ、指しゃぶりや爪を噛む癖があり、歯並びが乱れたケース
- 子供のころからやわらかいものばかり食べる習慣があり、口回りの筋肉とあごの骨が十分に発達できなかったケース
後天的な原因で出っ歯になってしまった人は、歯科矯正などの治療を行うのと同時に、その原因を取り除く訓練(トレーニング)を行う必要があります。
3.出っ歯の治療事例
具体的に、出っ歯を治療するとどのような変化があるのでしょうか? マウスピース矯正のhanaraviで治療した例をご紹介します。
(1)出っ歯の治療例|約6か月・30万円程度のケース
以下の例では、約6か月、30万円ほどの費用で軽度の出っ歯が改善されました。
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約7ヶ月 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 非抜歯、マウスピース矯正 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
(2)出っ歯の治療例|約8か月・45万円程度のケース
以下の事例では、約8カ月の治療期間で、45万円ほどの費用で出っ歯を改善しました。
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
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費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
4.出っ歯を治すには?5つの方法を徹底比較
しかし、出っ歯の治療と言ってもその種類はさまざま。以下のようにさまざまなバリエーションが存在します。
- マウスピース矯正
- ワイヤー矯正
- インプラント矯正
- セラミック矯正
- 手術による矯正
それぞれの治療内容や費用感などについて詳しく解説していきますが、表にもまとめたのでざっと確認してみてください。
方法 | 特徴 | 費用 | 適した症例 |
マウスピース矯正 | ・透明なマウスピースを使うため目立たない ・マウスピースは自由に取り外し可能 ・リーズナブルな価格で始めやすい ・歯を清潔に保ちやすい ・じっくり時間をかけて矯正するため、痛みが少ない |
部分矯正:10~40万円程度 全体矯正:60~100万円程度 |
軽度~中程度の不正咬合 |
ワイヤー矯正 | ・ワイヤーとブラケットを歯に装着し強い力をかけて矯正する ・歯を抜く矯正(抜歯矯正)との相性が良い |
60~150万円程度 | 重度の出っ歯や重度の受け口など、幅広い症例に適用可能(あごの骨格が原因の出っ歯や受け口には適用不可) |
インプラント矯正 | ・上あごや下あごの骨にネジ(アンカースクリュー)を埋め込んで歯を移動させる治療法 ・ワイヤー矯正やマウスピース矯正と併用して行うことが多い ・外科的処置が必要 |
ネジ1本につき2~10万円程度 | ・重度の出っ歯や重度の受け口、開咬(オープンバイト)など |
セラミック矯正 | ・セラミッククラウン(陶器のかぶせ物)を歯にかぶせて見た目を美しくする ・通常の矯正と違い、歯を動かさずに歯並びを整える ・歯を削って神経を抜く必要がある |
歯1本につき4~10万円程度 | ・前歯の軽度~中程度の不正咬合のみ(奥歯や全体の歯には適用できない) |
手術による矯正 | ・あごの骨を切り、正常な位置に戻す治療 ・外科手術とワイヤー矯正が必要 |
<保険適用:3割負担の場合> 片あごのみ:20~30万円程度 上下あごの場合:30~35万円程度<自費:全額自己負担の場合(美容整形外科で行う骨切り手術)> 片あごのみ:100~120万円程度 上下あごの場合:200~300万円程度 |
・極度の出っ歯や極度の受け口など、あごの骨格が原因の症例(歯科矯正で改善が見込めない場合) |
(1)マウスピース矯正
マウスピース矯正は、軽度~中程度の出っ歯を治す方法として、急速に人気が高まっている手法です。
透明のマウスピースを装着し、歯を少しずつ正しい位置に動かしていく矯正方法で、「目立ちにくい」「歯を清潔に保ちやすい」といった特徴があります。
メリット | ・透明なマウスピースを使うので目立ちにくい (ちょっと見ただけではマウスピースを装着していることに気づかれにくい) ・取り外せるため、いつもどおりの食事を楽しめる ・取り外せるため歯磨きをしっかりでき、歯を清潔に保ちやすい (=矯正期間中の虫歯や歯周病の発生率を抑えることができる) ・マウスピースを使って少しずつ歯を動かすため、ワイヤー矯正にありがちな「治療開始時の歯の痛み」が比較的少ない・マウスピースを装着するだけなので手軽に矯正を始めやすい |
デメリット | ・重度の出っ歯や受け口など、症状が重い不正咬合には適用できないことがある ・定められた装着時間(1日およそ20時間前後)を守らないと矯正の効果がでないことがある ・歯を抜く矯正(=歯の移動距離が大きい矯正)には適さない |
治療期間 | 部分矯正:6ヶ月~1年程度 全顎矯正:1~2年程度 |
費用 | 部分矯正:10~40万円程度 全体矯正:60~100万円程度 |
適した症例 | ・軽度~中程度の出っ歯やすきっ歯など。 (前歯が少しだけ前に突き出ている、歯と歯のすき間が少しだけ大きい)・歯を抜かない非抜歯矯正 |
・Basicプラン(軽度の歯の歪み):30万円(税別)
・Mediumプラン(軽度~中程度の歪み):45万円(税別)
・Proプラン(中程度以上の歪み):60万円(税別)
それぞれ分割払いも対応可能です。「リーズナブルな歯科矯正に興味がある」という方は、公式LINEから治療費用をチェックしてみてください。
(2)ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は金属でできたワイヤーとブラケットを歯に装着し、強い力をかけて歯を動かしていく手法で、従来からある基本的な方法です。
強い力を歯全体にかけるため、重度の出っ歯やその他の重度の不正咬合に適しています。
歯を抜く必要がある抜歯矯正を行う場合は、ワイヤー矯正が選択されるケースが多いです。
メリット | ・重度の不正咬合にも適用可能 ・抜歯矯正との相性が良い(歯の移動距離がマウスピース矯正よりも大きい) |
デメリット | ・矯正装置を取り外せないため歯磨きをしにくく、歯や歯ぐきが不衛生になりやすい(虫歯や歯周病の発症リスクが高くなる) ・矯正装置が目立つ ・矯正装置の装着時に歯に強い痛みを感じることがある ・装置が口の中を傷つけやすい |
治療期間 | 1~2年半程度 |
費用 | 60~170万円程度 |
適した症例 | ・重度の出っ歯や重度の受け口など、歯を前後に大きく動かす必要がある不正咬合 ・抜歯矯正(抜歯本数が多い場合(4本以上)はワイヤー矯正が必須となることも) |
(3)インプラント矯正
インプラント矯正とは、アンカースクリューというネジを上あごや下あごに直接埋め込み、あごの骨を固定源として歯を動かす治療法です(抜けた歯をおぎなうインプラント治療とは異なります)。
インプラント矯正は「上下左右に大きく歯を動かせる」点がメリットとして挙げられます。固定源があごの骨のため強い力をかけても固定源自体が動く心配がほとんどなく、しっかりと安定して大きく歯を動かせることが最大の特徴です。
この特徴を利用し、歯が大きく前に突き出た重度の出っ歯や重度の受け口のほか、上下の前歯が噛み合わない開咬(オープンバイト)などに適用することが多いです。
インプラント矯正は単体で用いられることはほとんどありません。
基本的には、マウスピース矯正やワイヤー矯正と併用する形で治療を進めていきます。
メリット | ・固定源があごの骨のため安定しており、強い力をかけて歯を上下左右に動かせる ・歯を歯ぐきの方向へ押し下げることができる(歯の圧下が可能) ・上下の歯を同時に後ろへ動かすことができる(通常の歯科矯正では上下の同時後方移動は難しい) ・抜歯、非抜歯、どちらの矯正にも適用可能 ・マウスピース矯正やワイヤー矯正と併用することで重度の出っ歯や重度の受け口にも適用可能 ・アンカースクリューを使用することで治療期間の短縮が見込める(平均で3~6か月程度の短縮が見込める) |
デメリット | ・外科的な処置が必要(アンカースクリューの埋め入れなど) ・アンカースクリューが安定しない、脱落することがある(あごの骨の状態など、さまざまな原因によって治療の成功結果が左右される) ・外科処置中にトラブルが発生することがある(歯根を傷つけてしまうなど) ・埋め入れ後に痛みを感じたり、炎症、腫れなどが起きることがある ・外科的処置を行うため、感染症のリスクが存在する |
治療期間 | 埋め入れ開始から矯正治療終了まで(1年~症状による) |
費用 | アンカースクリュー1本につき5千~3万円程度 |
適した症例 | ・歯が大きく前に突き出た重度の出っ歯や重度の受け口など ・上下の前歯が噛み合わない開咬 ・重度の叢生(デコボコ歯、乱ぐい歯) ・ガミースマイル(口を開けて笑ったときに歯ぐきが見えすぎる症状) ・抜歯矯正および非抜歯矯正どちらにも適用可能 |
矯正医セレスタ麻里子
埋入したほうが治療スピードが圧倒的に上がります!
(4)セラミック矯正
セラミック矯正は陶器でできたセラミッククラウンを歯にかぶせ、歯の見た目を整える治療法です。
マウスピース矯正やワイヤー矯正とは異なり、歯を動かさずに歯並びを美しくできる点がメリットです。
クラウンをかぶせる際に歯を削って神経を抜く必要があるほか、前歯のみにしか治療を適用できない、重度の不正咬合には適用不可などデメリットもあります。
メリット | ・歯を動かさずに前歯の歯並びを整えることができる ・歯並びを整えながら同時に歯を白く綺麗にできる ・矯正装置を装着する必要がない ・治療期間が短い(早ければ1か月、平均で2~3か月程度で完了) ・本数が少なければ治療費用を比較的安くできる |
デメリット | ・突き出し度合が軽い出っ歯など、前歯の軽度な不正咬合にしか適用できない(奥歯や重度の不正咬合には適用不可) ・歯を大きく削って神経を抜く必要がある(歯の寿命を縮めてしまうおそれがある) ・歯並びそのものを根本からは改善できない(歯の上からクラウンをかぶせているだけ) ・本数が多い場合は治療費用が高額になることがある |
治療期間 | 1~3か月程度(本数による) |
費用 | 歯1本につき4~10万円程度 |
適した症例 | 前歯の軽度な出っ歯やすきっ歯など、前歯の軽度な不正咬合にのみ適用可能 |
(5)手術が伴う歯科矯正
あごの骨格そのものが前に突き出ている出っ歯や受け口の場合、歯科矯正では治療できません。
あごの骨を切る外科手術が必要になります。
手術は口腔外科で行うほか、美容整形外科でも骨切り手術を行っています。口腔外科で行う場合には保険が適用可能です。美容整形外科では美容目的となるため、治療費用は全額自己負担となります。
メリット | あごの骨格が原因の極度の出っ歯や極度の受け口を治療できる |
デメリット | ・外科手術が必要(あごの骨切りなど) ・外科手術中にトラブルが発生することがある(血管を傷つけたことによる大量の出血や神経の麻痺、麻酔による事故など) ・手術後に痛みを感じたり、炎症、腫れなどが起きることがある ・外科手術を行うため、感染症のリスクが存在する |
治療期間 | 手術:数時間程度 ダウンタイム(回復期間):1~3週間程度 |
費用 | <保険適用:3割負担の場合> 片あごのみ:20~30万円程度 上下あごの場合:30~35万円程度<自費:全額自己負担の場合(美容整形外科で行う骨切り手術)> 片あごのみ:100~120万円程度 上下あごの場合:200~300万円程度 |
適した症例 | 極度の出っ歯や極度の受け口など、あごの骨格が原因の症例(歯科矯正で改善が見込めない場合) |
矯正医セレスタ麻里子
医院選びがとっても大切です!
5. 自力で出っ歯を治すため方法はあるの?
自力で出っ歯を治したい!そんなことを思う人も多いでしょう。
実際に、歯科医院へ通わずに出っ歯は治せるのでしょうか?
(1)自力で出っ歯を治すトレーニング方法はない
残念ながら、出っ歯を治すためのトレーニング方法はありません。
ただし、舌の位置や口元の筋肉をトレーニングで改善することで、出っ歯の悪化を防ぐことは可能です。
舌は、上顎の天井(口蓋)にくっついている状態が正常です。
出っ歯の人の場合、舌が前歯を押すような状態になっていたり、低位舌になっていることがあります。
- 舌の先端を上顎の天井(口蓋)に当て、舌全体を上に持ち上げ口蓋に押し当てる
- 舌を口蓋につけたまま口を開け、5秒キープ
- 舌鼓みのように「コンッ」と音を鳴らしながら口蓋から舌を離す。
- 10回セットで1日数回おこなう
(2)出っ歯を自力で治すのは危険
なお、出っ歯の方の中には、「自分で治そう」として空き時間に前歯を指で押したり、市販のスポーツ用マウスピースを装着したりと自己流の治療方法を試す人がいます。
しかし、出っ歯を自力で治すことは非常に危険です。
前歯を指で押すなど、強い力を歯にかけてしまうと歯根がダメージを受けるほか、歯ぐきからの出血してしまうことも。
最悪の場合、ダメージを受けた歯がぐらぐらと不安定になってしまうこともあります。
「出っ歯を押してたら治った」という人もいますが、自力で歯を動かすのは、健康被害につながるリスクがあるのでやめましょう。
歯科矯正でも、経験が浅い医師によって矯正を行った場合などは、失敗するリスクが高まります。それほど高度な知識・スキルが不可欠な治療です。
自己流で出っ歯を治そうとはせず、必ず歯科医師に相談しましょう。
・Basicプラン(軽度の歯の歪み):月額3,600円(税別)※1
・Mediumプラン(軽度~中程度の歪み):月額4,500円(税別)※2
・Proプラン(中程度以上の歪み):月額6,300円(税別)※3
※1年利2.5%で91回払いの場合※2年利2.5%で113回払いの場合※3年利2.5%で106回払いの場合
なにか気になることがあれば、無料相談を実施しているので、お気軽にお問い合わせください。
6.出っ歯の治療を受けたあとに注意したいこと
出っ歯の治療後、歯科医師からの指示や注意点を守らなかった場合、矯正した前歯が元の位置に戻ってしまったり、治した前歯がダメージを受けて不安定になったりします。
特に注意しなければならない点は以下の3つです。
(1)リテーナーを装着して後戻りを防ぐ
矯正治療後に歯並びが戻ってしまうことを「後戻り」と呼びます。
マウスピース矯正やワイヤー矯正の治療が終わったあとは、リテーナーと呼ばれる保定装置を歯に装着し、歯が元の位置に戻らないようにする保定を行います。
保定にかかる期間はおおむね、矯正期間と同程度です(矯正期間が1年なら保定期間もだいたい1年)。
定められた装着時間を守らなかった場合、せっかく治した前歯が元の位置に戻ってしまうおそれがあります。保定期間中は必ずリテーナーを装着し、後戻りを防ぐようにしましょう。
hanaravi(ハナラビ)では、リテーナー1セット分を含めた料金を最初のプランご説明時にご提案しています。(破損・紛失時は上下1セット税別10,000円で再作成できます)
さらに、hanaravi(ハナラビ)の「リテーナープラン(年間44,000円)」に申し込めば、2か月に1回(年6回)新品のリテーナーを受け取ることができます。
矯正医セレスタ麻里子
6か月後からは夜間(8h)の使用をおすすめしています!
(2)舌で前歯を押したり爪を噛むクセをやめる
前歯を内側から舌で押したり、爪を噛むクセがあると出っ歯を引き起こすことがあります。
大人は、子供と異なりあごの骨や歯根がある程度固まっているため、クセが原因で大きく歯が動くことはあまりありません。
しかし、これらのクセを長期間続けることで出っ歯になる可能性もゼロではありません。
hanaravi(ハナラビ)では、このような悪い舌グセや爪噛みグセを改善するMFT(口腔筋機能療法)もすべて料金内に設定されており、出っ歯の治療後の後戻り対策も万全です。
(3)歯磨きをしっかり行う
出っ歯の治療前後にかかわらず、歯磨きは歯を健康に保つための基本です。
前歯が綺麗に整っていても、歯磨きを怠って前歯が虫歯や歯周病になってしまい抜歯……というのは、あまりにも悲しいですよね。
毎日の歯磨きは、しっかり行うようにしましょう。
(4)定期的にメンテナンス(歯科検診)を受ける
前歯が綺麗に整った後は、綺麗な歯を維持するための歯科医院での定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。
歯の後戻りを防ぐにはリテーナーの装着が必須ですが、リテーナーを着けていれば100%後戻りが発生しないという保証はどこにもありません。
不測の事態を防ぐため、また、歯を美しく健康に保つためにも、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが大切です。
「歯並びが整ったから、ハイ、おしまい」ではなく、治療後にも欠かさずにメンテナンスを受けるようにしましょう。
矯正医セレスタ麻里子
特に、下の歯の歯石は3か月のペースでついてしまいますので、
保定経過のご来院ついでに歯もキレイにしましょう!
初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。
7.出っ歯の直し方に関するよくある質問
最後に、出っ歯を治す方法に関するよくある質問にお答えします。
Q1.出っ歯は治りますか?
出っ歯は歯科矯正によって治すことができます。具体的には、以下の5つの方法によって治すことができます。
- マウスピース矯正
- ワイヤー矯正
- インプラント矯正
- セラミック矯正
- 外科手術をともなう矯正
軽度~中程度の出っ歯であれば、マウスピース矯正やワイヤー矯正によって治すことができます。歯を削ったり、人口歯を入れても構わない場合は、インプラント矯正やセラミック矯正を検討しても良いでしょう。なお、骨格の問題に起因する重度の出っ歯の場合など、外科手術をともなう矯正が必要なケースもあります。
出っ歯の状態によっては、お手軽な費用で短期間に出っ歯を治すマウスピース矯正も行うことができるので、興味がある人は検討してください。
自分にどの矯正方法が向いているのかについては、医師と相談しましょう。クリニックによっては無料相談を実施しているところもあります。
Q2.日本人は出っ歯になりやすいの?
日本人は上顎のアーチが縦長で狭いため、出っ歯になりやすいといわれています。一方、欧米人は上顎のアーチが横長で広く、比較的出っ歯になりにくいそうです。
厚生労働省のデータによると、噛み合わせが悪い日本人のうち、出っ歯(上顎前突)の割合は12.9%。叢生(歯が凸凹になる噛み合わせ)の次に出っ歯の噛み合わせの人が多いことがわかっています。
Q3.出っ歯は何日で治る?
ケースによりますが、出っ歯は半年~2年で治すことができます(歯科矯正の場合)。
歯科矯正に必要な期間は、矯正方法や症状の重さ、予算、ゴールの設定によって異なります。
8.歯科矯正に関するご相談はhanaravi(ハナラビ)へ
現在、出っ歯の治療法の中でマウスピース矯正は大きなシェアを占めています。しかし、マウスピース矯正ならどの治療法も同じ、ということは決してありません。
マウスピース矯正サービスには2週間ごとの通院が必要なものがあったり、オンライン相談を行っていないところも存在します。
hanaravi(ハナラビ)は、通院が不要、LINEで気軽に相談できる体制を整えています。そのため、自宅でお手軽かつ本格的に歯を矯正できます。
それに加えて、矯正専門の歯科医師による診察や3Dスキャナーを使って作製するマウスピースなど、精度の高い治療を実現しています。
「患者様の目線に立って寄り添う」マウスピース矯正を行っている点も大きな特徴です。
- 矯正専門の歯科医師が寄り添う
- 詳細なイメージを見てスタート
- 通院不要
- LINEで気軽に相談できる
- 幅広い料金プランを用意
Point.①:矯正専門の歯科医師が寄り添う
治療を担当する歯科医師はすべて矯正を専門としている歯科医師です。さらに複数の矯正歯科医師が会議をした上で治療プランを作成。あなたに合った最適の治療法をご提案します。
Point.②:詳細なイメージを見てスタート
矯正専門の歯科医師が検査し、歯の動かし方をデザインします。治療前のシミュレーションを念入りに行うことで矯正後に「イメージと違った」など、失敗が起きる可能性を減らせます。
Point.③:定期的な通院が不要
自宅にマウスピースが届くので、毎月クリニックにお越しいただく必要はございません。
※歯並びの状態によっては複数回の通院が必要になることがあります。
Point.④:LINEで気軽に相談できる
2週間ごとに歯の写真をスマホで撮影して送付いただき、医師による経過観察を行います。何か困ったときや聞きたいことがあるときにはメディカルチームに気軽にLINEで相談できます。
Point.⑤:幅広い料金プランを用意
専門の歯科医師の診断により、患者様に合った料金プランを提供。軽度な歯並びに対応したBasicプラン(月額3,600円(税別・91回))から中程度以上のProプラン(月額6,300円(税別・106回))まで、幅広くご用意しております。
公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできますので、まずはお気軽にご確認ください。
各務 康貴(医師)
大分大学医学部卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事。若年層に予防や多くの臓器にアプローチするため口腔環境に興味を持ち、マウスピース矯正hanaravi(ハナラビ)を手掛ける株式会社DRIPS創業。
セレスタ麻里子
(矯正専門歯科医師 渋谷F&B矯正歯科・東京)
神奈川歯科大学歯学部卒。神奈川歯科大学歯学部歯科矯正学講座。日本矯正歯科学会。歯科矯正で15年のキャリアを持ち、ワイヤー矯正(表・裏)だけでなく、マウスピース矯正も専門とする。