『マウスピース矯正ブランドおすすめ7選。メリット・デメリットや選び方も解説します』

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
 

「マウスピース矯正に興味があるけど、たくさんのブランドからどこを選べばよいのかわからない」そのような悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。
そこで今回は、マウスピース矯正ブランド選びで後悔しないためのマウスピース矯正の基本知識、ブランドの比較ポイント、おすすめブランドをお伝えします。

1.マウスピース矯正のメリット・デメリット

まずはマウスピース矯正とはなんなのか、従来のワイヤー矯正とくらべてどのようなメリットやデメリットがあるのか見ていきます。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、薄いプラスチックでできたマウスピースを交換することで歯並びをきれいに整えていく矯正方法です。
オーダーメイドで作成したマウスピースを、一日20~22時間つけていただき、約2~3週間ごとに交換することで理想的な歯並びに近づけていきます。
歯に器具をつけてワイヤーによって歯並びを整える従来のワイヤー矯正と違い、見た目を気にしないでも矯正をおこなうことができるため、最近人気が出てきている矯正方法です。

参考記事

マウスピース矯正とは?効果やメリット、ワイヤー矯正との違いを解説

マウスピース矯正のメリット

見た目が気にならない

マウスピース矯正は、薄い透明なプラスチックでできたマウスピースを使っておこなう矯正方法なので、目立ちにくいです。そのため人前に出るようなお仕事をしている方でも、問題なく行なえます。

金額が抑えられる

歯並びの種類にも寄りますが、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正よりも費用が抑えられるケースが多いです。

定期的な来院が不要、もしくは少なくてすむ

マウスピース矯正は、自分でマウスピースを交換するため、定期的な来院が不要、もしくは従来のワイヤー矯正よりも少なくてすみます。
また、矯正器具が外れて歯科医院に急遽行くようなこともないです。

金属アレルギーでも大丈夫

ワイヤー矯正と異なり、金属を使用していないため、金属アレルギーをもっている方でも安心して矯正を行えます

マウスピース矯正のデメリット

一日20~22時間つける必要がある

マウスピース矯正は、一日20~22時間マウスピースをつける必要があります。
食事や歯磨きのとき以外は寝ているときも付け続けるイメージです。
つける時間が短いまたは、しっかりと装着されていないと歯が充分に動かずトータルの治療時間が長くなってしまったりします。

違和感

マウスピースは薄く作られていますが、それでも違和感を感じる方はいらっしゃいます。
特に、矯正を始めた最初やマウスピースを交換した直後は、若干の締め付けられる感覚や喋りづらさを感じることがあります。
ですが、ほとんどの方はすぐに慣れて気にならなくなります。

歯並びによってはワイヤー矯正が必要

歯並びの種類によっては、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正でしか対応できない場合があります。
自分の歯並びでマウスピース矯正ができるか、まずは相談・診断することが大切です

hanaraviは矯正経験豊富な専門の歯科医師が対応
hanaraviでは、矯正治療の専門知識が豊富な歯科医師のみと提携しています。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正方法を提案します。

2.マウスピース矯正ブランドのおすすめ7選

マウスピース矯正のおすすめブランドを通院が必要なもの、必要でないものに分けて紹介していきます。
幅広い歯並びに対応している通院が必要なブランド、忙しい人でも行いやすい通院が不要なブランドなど、自分の歯並びや生活に合わせて選ぶと良いでしょう。

通院が不要なブランド3選

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費用(目安) 33万/49.5万/66万(税込)
治療期間 5ヶ月〜18ヶ月
矯正範囲 軽〜中度
通院 通院は平均1.3回
支払い方法 銀行振込/クレジットカード/デンタルローン

クリニックに行くのは、初期の無料相談と診察時の1回だけ、そのあとは、毎月自宅に送られてくるマウスピースで治療を進めるので通院は不要です。

矯正プランは、矯正を専門とした歯科医が作成しているので、難しい歯並びでも対応可能です。

経過観察のため2週間に1回歯の写真を撮影してLINEで送付。問題がないかを確認してもらえます。LINEで相談がいつでもできるのもポイントです。また治療が不安になった際には通院して歯科医に相談することもできるので安心です。

 oh my teeth

費用(目安) 33万/66万(税込)
治療期間 3ヶ月〜6ヶ月
矯正範囲 軽〜中度
通院 来院は最低1回
支払い方法 銀行振込/クレジットカード/デンタルローン

治療開始までに必要な通院は、最低1回。歯型スキャンを終えたら直接自宅にマウスピースが届きます。
期間や回数に関わらずに一律料金となっており、プランも部分矯正と全体矯正の2つだけなのでシンプルでわかりやすくなっています。

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 Zenyum(ゼニュム)

費用(目安) 324,500円(税込)、575,000-660,000円(税込)
治療期間 3ヶ月〜15ヶ月
矯正範囲 軽〜重度
通院 全体で2~4回程度通院必要
支払い方法 銀行振込/クレジットカード

2021年に日本に上陸した、シンガポールを拠点とするスマイルコスメカンパニーによるマウスピース矯正。
写真撮影を通じた治療の進み具合は専用アプリを用いておこないます。追加の料金などもかかりません。

通院が必要なブランド4選

マウスピース矯正ローコスト

費用(目安) 30万~115万
治療期間 3か月~18か月
矯正範囲 軽〜重度
通院 2か月に1回
支払い方法 現金/クレジットカード /デンタルローン/ローコストPay

マウスピース矯正ローコストは、前歯上下各6本から対応、部分矯正なので低価格、短期間で治療ができます。
ちょっとした前歯の矯正を短期間したいひとにおすすめです。
全国に300以上の提携クリニックがあるため、都心でなくても治療を受けることが出来るのも魅力。

キレイライン矯正

費用(目安) 176,000~462,000円(税込)
治療期間 約4ヶ月~1年程度
矯正範囲 軽〜中度
通院 都度払いの場合は『約3週間に1度』、コース契約の場合は『約2ヶ月に1度』
支払い方法 現金/クレジットカード
/
デンタルローン

前歯の矯正に絞ることでリーズナブルな価格で治療可能。
初回は22,000円から試すことができるので、マウスピース矯正が続けられるか不安な方でも安心です。
また、ホワイトニング剤最低1本が料金に含まれるので、歯並びを整えながら白くできます。

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インビザライン

費用(目安)
治療期間
矯正範囲 軽〜重度
通院 必要
支払い方法 現金/クレジットカード
/
デンタルローン

マウスピース矯正の元祖ともいえるブランド、世界100ヵ国で普及しているので、診療実績数に関しては他のメーカよりも圧倒的に多いです。

多くのデータが蓄積されており、治療計画の段階で3次元治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から完了に至るまでの歯の移動が確認できます。

また、他のブランドに比べて多くの歯並びに対応も可能です。
マウスピースは、海外で製造されるため、手元に届くまで他のメーカよりも時間がかかることに注意しましょう。

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DPEARL

費用(目安) 30.8~69.3万(税込)
治療期間 2ヶ月~10ヶ月
矯正範囲 軽〜重度
通院 原則月に1回
支払い方法 銀行振込/クレジットカード/デンタルローン

他のブランドに比べて一つのマウスピースで動かす歯の量を大きくすることで、矯正期間を短くできるブランドです。
マウスピースは、3DプリンターやCADを使うことでコストを下げることに成功しています。

3.マウスピース矯正ブランドの選び方

部分矯正から抜歯を含む全体矯正、ローコストなものや高品質、高価格を押し出した海外製のものなどマウスピース矯正のブランドにはさまざまなものがあるので、どれを選べばよいのかわからないかと思います。
そこで、マウスピース矯正のブランドを選ぶ際に、見るべきポイントを3つに絞ってみました。

費用

マウスピース矯正ブランドを選ぶ際には、一番気になるのは費用かと思います。
費用を比べるうえで見ていくのは、総額と料金体系です。

治療完了までの総額をチェック

費用を見るには、月々の値段、初期費用ではなく、総額をチェックするようにしましょう。
基本料金が安くても、診断料、調整料などで費用がかさむこともあるので注意しましょう。
また矯正治療は、回数や内容が個人によって異なるので、気になるときには実際に足を運んで直接相談することが大切です。

料金体系は各社さまざま

料金体系はそれぞれのブランド毎に細かく異なりますが、基本的には、矯正完了までをまとめて支払うタイプと、回数ごとに支払うタイプに別れます。
矯正完了までを支払うタイプは、矯正期間が伸びても金額が変わることがないので安心して支払い計画を立てることができます。
一方、回数ごとに支払うタイプは、予定よりも金額がかかる可能性がありますが、自分の希望によって柔軟に対応できる利点もあります。

hanaraviは矯正完了までをまとめて支払うタイプです
hanaraviでは、症例にもよりますが、月々4,700円という低コストから矯正治療が可能です。
また、矯正開始前に治療にかかる総額を提示し、追加の費用は頂きません。

矯正範囲があっているか

自分の矯正範囲によって選ぶマウスピース矯正ブランドはかわります

気になる前歯だけを治す部分矯正

前歯の隙間やちょっとした位置に修正であれば部分矯正になります。それほど難しくはないので、多くのブランドで行うことが可能です。
また、来院回数や期間も短期間で済みます。

中度や重度の歯並びやかみ合わせを含めた全顎矯正

中度や重度の歯並びやかみ合わせも含めて矯正をするには、基本的には全額矯正になります。ブランドによっては対応していないので注意しましょう。

全顎矯正には、定期的な通院が基本になることに加えて、ワイヤー矯正を進められるケースもあります。

定期的な通院が必要かどうか

マウスピース矯正ブランドには、定期的な通院で矯正をしていくタイプと、マウスピース制作のために最初の数回だけ通うタイプがあります。

定期通院があるタイプ

定期的な通院を行っていくタイプは、歯が動いているかやトラブルが起きているのかを歯科医師によって確認してもらえるので安心して通うことができます。
ただし、自分が無理なく通える範囲でブランドを選ぶ必要があるので、人によっては選べるブランドが限られてしまうかもしれません。

最初の数回だけで済むタイプ

マウスピース制作のために最初の数回だけ通うタイプは、忙しくて通院の時間が取れない人や、クリニックまで遠い方に向いています。
定期的に通院するのとは違い、自分で管理や確認を行う必要があることには注意しましょう。
多くのブランドには、電話やLINEなど相談窓口があるので、相談可能な方法や時間帯などはあらかじめチェックしておくとよいでしょう。

hanaraviなら最低限の通院でOK
hanaraviでは、LINEを使った相談・サポート体制を整えています。
初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。

4.後悔のないマウスピース矯正ブランドを選ぶために

webでの情報収集だけでは、どのマウスピース矯正ブランドがよいかを判断することは難しいかもしれません。そこで、適切に判断するためにまずは1つのクリニックに行ってご相談することをおすすめしています。

ご相談することで、ご自身の症例にはどんなサービスが適しているのかを医師のアドバイスをもらいながら情報収集することができます。特に、矯正を専門としている歯科医が在籍しているクリニックへのご相談がおすすめです。

複数のマウスピース矯正サービスや、ワイヤー治療も含めてご自身にあった情報を受けることが期待できます。それにより、後悔のないマウスピース矯正ブランドを選ぶための基準を作ることができます。

hanaravi(ハナラビ)では、矯正を専門とした歯科医にご相談いただくことが可能です。
ご自身にあった適切な治療方法の情報収集のために、まずは一度来院してみてはいかがでしょうか。