歯列矯正はどれくらいで変化がわかる?半年~7カ月のケースも紹介

歯列矯正はどれくらいで変化がわかる?半年~7カ月のケースも紹介

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
 

歯列矯正は、数ヶ月から1年半程度の期間をかけて歯並びを改善していきます。実際に変化を実感できるのはどのくらいなのか、気になる方は多いかと思います。

今回は、歯列矯正はどのくらいで変化が実感できるのか歯が動く原理や方法矯正期間の目安歯が動きやすい人の特徴などについてもお伝えしていきます。

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1.歯列矯正はどのくらいで変化するのか

完了するまでに時間を要する歯列矯正ですが、どのくらいで変化するのでしょうか。

矯正治療はゆっくりと歯を動かします、個人差もありますが平均的には1ヶ月に0.5mm~1mmです。

歯が動く仕組みを含めて以下で見ていきましょう。

(1)1カ月に0.5mm~1mmずつ動く 長期的に変化

矯正治療は、歯に負担をかけすぎないようにゆっくりと歯を動かす必要があります、そのため動かすスピードは1ヵ月に0.5mm~1mm程度です。ですから1か月では変化をあまり実感できないかもしれません。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの方法によっても細かく異なるのですが、どちらの方法でも数日で実感できるほど歯を急激に動かすことはありません。矯正を始めて2~3ヵ月ほどすると、変化を実感ができるかと思います。

また、歯並びだけではなく、横から見たときの口元の変化など、顔も若干変わることがあります。とくに「口ゴボ」の人の場合は、上手く矯正が進むとEライン(顎と鼻を結んだライン)が整っていきます。

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そのほか、抜歯をともなう矯正を行うと顎の骨が小さくなるため、相対的に目が大きくみえたり、噛み合わせが整うと顎の筋肉が上手く機能するため輪郭がすっきりすることもあります。

(2)歯が動く原理

矯正は、弱い力を歯に加えることで歯を支える骨に変化を加え歯を動かしていきます

歯は「歯槽骨」と呼ばれる歯を支える骨と、歯槽骨と歯をつなげる「歯根膜」によって支えられています。

矯正器具によって弱い力が持続的に加わることで、歯根膜と歯槽骨に以下の様な変化が起き、結果として歯が動いていきます。

  1. 矯正器具によって歯根膜が縮められる。
  2. 縮められていた歯根膜がもとに戻ろうとする力が働く。
  3. 結果、骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きが活発になり、歯槽骨の代謝(破壊と再生)が起こる。
  4. 力が加わった方向に歯が動く。

2.【写真付き】半年〜7ヶ月の変化

実際にどの程度の期間で歯並びが変化するのか、hanaraviの事例を参考に見ていきましょう。

(1)上顎前突(出っ歯、口ゴボ)

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上顎前突(出っ歯、口ゴボ)とは、上の歯が下の歯に比べて極端に出ている状態のことです。

今回のケースでは、上の歯が前に倒れているため上顎前突を引き起こしているため、hanaraviのマウスピース矯正をおこないました。

6ヶ月間かけて前の歯をまっすぐに矯正し、見た目が改善されています。

(2)すきっ歯

歯と歯の間に隙間が生じてしまっている状態のことをすきっ歯と呼びます。

すきっ歯の原因は、歯と顎の大きさのバランス、歯の位置などがさまざまですが、今回のケースでは、歯と顎の大きさのバランスが原因です。

マウスピース矯正によって歯の位置を動かすことで、隙間をなくし自然な歯並びに改善しました。かかった期間は6ヶ月ほどです。

(3)ガタガタな歯並び(叢生)

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歯と顎の大きさのバランスが不釣り合いな場合は、生えるスペースがなく重なり合って生えてしまいます。

7ヶ月かけてマウスピース矯正を行い前歯全体の歯の位置を修正しました。

3.基本的な矯正期間の目安

矯正にかかる期間は、トータルで3年〜4年半程度です。

歯を動かす「矯正期間」と、動かした歯がもとに戻るのを防ぐ「保定期間」という2つの期間があります。

歯並びのケースによって異なりますが、成人矯正では矯正期間は1年〜2年半程度であることが多いです。部分矯正で動かす歯の本数が少ない場合には、半年程度で完了するケースもあります。

矯正期間が終わったあと、歯が戻るのを防ぐためのおこなう保定期間は2年程度です。

4.歯列矯正で変化が早い人の特徴

矯正期間は、歯並びだけではなく、年齢や方法によってことなります。

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴を以下にまとめました。

(1)若い人

前の項目で説明したとおり、矯正は弱い力を持続的に歯に伝えることで骨の代謝を促し歯を動かします。そのため、若い人の方が短期間で歯が動く傾向にあります。

若い人のほうが骨折の治癒が早いのと原理としては同じです。

(2)非抜歯で済む人

非抜歯で済む人の方が、抜歯をして矯正する人に比べて短期間で矯正が済みます。

矯正治療の際に、歯を動かすスペースがない場合には抜歯をおこないスペースを作ります。非抜歯で済む人は歯を動かす距離が短い傾向にあるため短期間で済む場合が多いです。

(3)矯正中の見た目を気にしない人

次項で詳しく説明しますが、矯正中の見た目を気にせず、歯の表側に矯正器具をつけワイヤーで力をかけて歯を動かすワイヤー矯正は短期間で済みます。

一方、歯の裏側に矯正器具をつける「裏側矯正」の場合、表側に比べて期間が長くなる傾向があります。

(4)前歯だけど部分的な矯正をする人

前歯や、気になる部分だけなど部分的な矯正をする人は短期間で済みます。

矯正は動かす本数が多くなるほど、矯正期間が長くなります。また、気になるのが前歯だけだったとしても、かみ合わせによっては全体のバランスを考慮しなくてはいけないケースもあり、そうした全体矯正を行わなければならない場合には期間が長くなります。

5.方法別・歯列矯正の期間

歯列矯正は方法によっても、矯正期間が異なります。詳細を以下の表にまとめました。

それぞれ矯正方法によってどの程度、期間が異なるのか、また特徴などについても見ていきましょう。

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(1表側矯正(ワイヤー矯正)

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ワイヤー矯正とは、歯にブラケットと呼ばれる器具をつけ、ワイヤーの力によって歯を動かす方法です。

歯の表側にブラケットをつける方法を表側矯正と呼びます。多くの人がワイヤー矯正といって思い浮かべるのはこの方法でしょう。

表側矯正(ワイヤー矯正)は、多くの症例に対応し、2年程度の期間をかけて歯を動かします。

費用は症例によっても異なりますが、約60~130万円程度です。

(2)裏側矯正(ワイヤー矯正)

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歯の裏側にブラケットを付ける方法を裏側矯正と呼びます。

矯正器具が裏側に付いているため見た目を気になる方に向いている方法です。

表側矯正に比べると、作業が煩雑なため診療時間が長くなったり、治療期間が長くなる場合があります。

裏側矯正(ワイヤー矯正)は、多くの症例に対応し、3年程度の期間がかかります。

費用は症例によっても異なりますが、約100~170万円程度です。

(3)マウスピース矯正

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マウスピース矯正とは、薄く透明なマウスピースを交換することで歯を動かす矯正方法のことです。

ワイヤー矯正にくらべて、見た目が気にならない、自分でマウスピースを交換するため通院の必要がない、というメリットがあります。

マウスピース矯正は症例にもよりますが、1年〜2年程度の期間がかかります。

前歯だけ数本を矯正する部分矯正だと半年ほどで終わるケースもあります

費用は、60~100万円程度(部分矯正の場合は10~40万円)です。

6.できるだけ早く歯を動かす技術・設備

矯正方法とは別に、できるだけ早く動かす技術や設備があります。

歯科医院によって扱っている方法が異なりますので、気になる方は歯科医院で訪ねてみるとよいでしょう。

(1オルソパルス

オルソパスは、マウスピース矯正と並行して使用する医療機器です。

口にはめる機器で、一日10分程度、近赤外線の光をお口の中に当てることで、歯の動くスピードを早くすることができます。痛みもなく、矯正のスピードを早めることが可能です。

メーカーの提出するデータによると、使用していないときに比べて最大で67%治療期間を短縮できるとされています。

(2アンカースクリュー

アンカースクリューとは、小さいネジを骨に打ち込み矯正の固定源とする方法です。ワイヤー矯正で使用します。

ブラケットからかかる力に加えて、固定されたアンカースクリューから追加の力を得られるため、矯正の期間を短縮できます

アンカースクリューは小さいため、打ち込む際の負担も少なくて済みます。また、矯正終了後外したあとに傷も残りません。

(3セルフライゲーションブラケット

セルフライゲーションブラケットとは、ワイヤー矯正で使用する器具(ブラケット)の種類の一つです。

従来のブラケットは、ワイヤーをブラケットに固定し歯に持続的な力を与えます。調整直後は歯に力が加わるのですが、歯が動くにうちに矯正力が弱まるのが弱点でした。

それに加えてセルフライゲーションブラケットは、ワイヤーをブラケットに固定することなく矯正力を働かせることができるため、長期間に渡って歯を動かすことが可能です。

セルフライゲーションブラケットを使用することで、治療期間を短く、通院回数も抑えることが可能です。

(4セラミック矯正

セラミック矯正は矯正治療ではなく、歯を削ってセラミックの被せものをする補綴治療になります。

矯正治療のように長期間を必要とせず、歯を削り被せたその日からきれいな歯並びになります。

矯正治療と異なり、歯にかぶせものをするため歯の形や色を変えることが可能です。

ただし健康な歯を削る必要がある、歯並びを大きく変えることはできないというデメリットがあります。

(5コルチトミー

コルチトミーとは、別名「歯槽骨皮脂切除術」と呼び、矯正を行う部位の骨の表面(歯槽骨)に細かい切れ込みを入れ、治癒を促すことでワイヤー矯正のスピードを早くする外科処置になります。

歴史が浅く取り扱っている歯科医院はまだ少ないですが。欧米では症例数も多く結果も残しています。

7.マウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)なら完了後のイメージも確認できます。

歯列矯正で歯を動かすスピードは平均的には一ヶ月に0.5mm~1mmです。

特に矯正を始めた初期はなかなか実感を得るのが難しいため、モチベーションを保つのが難しいでしょう。月々4,700円から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)なら完了後のイメージは確認でき、ゴールイメージがわかるため、治療中のモチベーションを保つことができます。

その他のhanaraviの特徴

  • 「定額制」で余計な費用負担ナシ
  • 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
  • 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
  • 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
  • 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
  • 「LINEサポート」で通院不要

公式LINEアカウントから費用目安のチェックや無料相談の申込ができますので、まずはお気軽にご確認ください。

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