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歯科検診の費用っていくらかかる?保険適用と適用外で違う料金を解説

大分大学医学部卒業/救急・在宅医療に従事。医師としての臨床経験から「予防医療」の必要性と実践の難しさを痛感。そこで、見た目改善をきっかけに本質的な予防へと導く戦略として、2019年にマウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」を提供する株式会社DRIPSを創業。口腔環境が生活習慣病など全身疾患に影響を与えるという視点から、「美容」というモチベーションで予防に取り組める医療アプローチを提唱。新聞・テレビ・Webメディアで情報発信もしている。2023年10月には、医科と歯科が連携する「リリモアクリニック内科歯科」(東京・新宿)を開院し、理事長としてオンライン・オフライン両方で総合的な予防医療を提供中。医師国家資格に加え、厚生労働省指定のオンライン診療資格を取得し、テクノロジーを駆使した医療提供を実現。https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

歯科検診では、虫歯や歯周病のチェック、歯石除去、ブラッシング指導などが受けられます。

費用は保険適用で4,000円~5,000円が相場ですが、検診内容や保険適用外の場合には費用が変動します。

この記事では、歯科検診の内容、費用相場、無料で受診できる制度などを詳しく解説しています。

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1. 歯の健康は早期発見・治療がカギ

歯の健康を保つためには、早期発見・早期治療が何よりも大切です。

むし歯や歯周病などのトラブルは、初期段階では自覚症状がほとんどありません。

そのため、多くの人が異変に気づかず、症状が悪化してから歯科医院を受診するケースが多いのが現状です。

しかし、重症化してからでは治療期間や費用がかさんでしまうだけでなく、歯を失ってしまうリスクも高まります

生涯にわたって自分の歯で健康的に食事を楽しむためには、定期的な歯科検診だけでなく、歯科矯正でお口のトラブルを未然に防ぎやすい環境を作ることが重要です。

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2. 歯科検診の費用相場

歯科検診の費用は、国が定める所定の算出方法に則って決められます。

まずは、だいたいの費用の目安を知っておきましょう。

区分

費用(目安)

保険適用内の場合

※3割負担の場合

2,500~3,000円

レントゲン検査などをする場合は+1,500円程度

保険適用外の場合

10,000円~

※クリニックや検診内容による

保険適用外の場合でも、クリーニング処置を行わない場合は、5,000円程度に抑えられるケースもあります。

歯科検診を受ける際は、事前に費用を確認しておくと安心です。

(1)保険適用内の検診の費用目安

定期的に歯科医院で行う検診の多くは保険が適用され、3割負担の方であれば一回あたり2,500円~3,000円程度が目安です。

内容

費用目安

保険適用内の定期検診

2,500円~3,000円

レントゲン撮影

1,000円~1,500円

※上記はあくまで目安の金額となり、患者様の口腔内の状態や、受診する歯科医院によって費用は異なります。

また、年齢や住んでいる自治体によっては、定期検診費用の一部または全額を補助してくれる制度もあります。

①歯科検診が保険適用になる条件

歯科検診では、虫歯などの病気が見つかり治療が必要な場合は保険が適用されます。

しかし、異常がなく単なる検診やクリーニングの場合、また美容目的の場合は保険適用外となります。

また、保険診療を受けられるのは、保険医療機関のみです。

自由診療専門の歯科では保険診療が受けられないので、事前に確認しておきましょう。

②保険診療の検診の内容

定期検診では、歯や歯茎の状態チェック、歯石除去、歯磨き指導などが行われます。

費用は、受ける内容や歯科医院によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

また、歯周病の検査はオプションになっている場合もあるため注意が必要です。

③年齢や自治体による補助制度

年齢や住んでいる自治体によっては、歯科検診費用の一部または全額を補助してくれる制度があります。

例えば、川口工業健康保険組合では、加入者を対象に、自治体の実施する歯科検診費用の一部を補助しています。

項目

内容

補助対象者

受診日当日に組合員資格を有する人、かつ各自治体が定めた条件等に該当する人

補助金額

健診料金総額(税込)上限1,000円まで

申請期限

受診年度末の3月31日組合必着

このように、健康保険組合や自治体のホームページで確認したり、窓口に問い合わせたりすることで、利用できる補助制度があるかを確認してみましょう。

(参考:https://www.kawakokenpo.jp/member/health/checkup_bkcancer.html

(2)保険適用外(自費診療)の検診の費用目安

保険適用外の歯科検診の場合は、全額自己負担です。

その場合、少なくとも10,000円以上かかると思っておきましょう。

保険適用外のケースは、保険診療ではできない治療や予防目的の検診、審美性や機能性を高めることを目的とする場合などです。

また、保険医療機関以外の歯科医院での検診の場合は内容に関わらず全額自費になります。

費用は歯科医院や検診内容によって大きく異なるため、事前に確認することが大切です。

①保険適用外(自費診療)の検診の内容

保険適用外の歯科検診には、より詳細な検査や予防処置が含まれることがあります。

例えば、以下のような内容です。

  • 精密検査

    • 3Dレントゲン撮影:約5,000円〜15,000円

    • 口腔内カメラによる詳細撮影:約2,000円〜5,000円

  • 予防処置

    • PMTC(専門的機械的歯面清掃):約8,000円〜15,000円

    • 歯科ドック(総合的な口腔検査):約10,000円〜50,000円

  • オプション検査

    • 唾液検査(虫歯リスク評価):約3,000円〜8,000円

    • 口臭検査:約3,000円〜11,000円

これらの検査や処置は、より詳細な口腔内の状態把握や、効果的な予防を目的としています。

費用は医院によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。

②保険適用外(自費診療)の検診のメリット

「わざわざ自費で検診をする必要あるの?」と考える方もいるかもしれませんが、自費診療の検診にはメリットがあります。

保険診療は、すでに虫歯や歯周病になっている場合の「対症療法」が基本ですが、自費診療ではそもそも虫歯や歯周病にならないようにする「予防」の観点から検診をします。

歯並びの悪さが口腔環境に悪影響を及ぼしていると考えられる場合は、歯科矯正を含めた予防目的の治療をすることで健康な歯を長く保ちやすくすることができます。

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3. 歯科検診で受けられる主な内容

歯科検診では、その目的や内容によって、保険適用の範囲が変わってきます。

ここでは、目的別にどのような検診内容があるのか、具体的な検診項目と費用を見ていきましょう。

※費用は目安です。受ける検査や治療内容によって異なります。

(1)目的別の検診内容

歯科検診には、目的別にいくつかの種類があります。代表的なものを以下にまとめます。

検診名

内容

対象者

定期検診

虫歯や歯周病などの有無を調べる、歯のクリーニングなどを行う

全ての人

歯周病検診

歯周ポケットの深さや歯茎の状態を詳しく調べる

歯周病の疑いがある人、歯周病治療後の人

妊婦検診

妊娠中の口腔内の変化を診査し、適切なケアやアドバイスを行う

妊娠中の人

このように、歯科検診は目的や対象者によって内容が異なります。自分に合った検診を受けるようにしましょう。

①定期検診

定期検診は、虫歯や歯周病など、お口のトラブルを早期に発見し、治療するための重要な機会です。

具体的には、以下の様な内容が含まれます。

項目

内容

視診・触診

歯や歯茎の状態を目で見て、指で触れて確認します。

歯石除去(スケーリング)

歯ブラシでは落としきれない歯石を、専用の器具を使って除去します。

レントゲン撮影

目視では確認できない、歯や顎の骨の状態を調べます。

フッ素塗布

歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防します。

これらの検査を通して、自覚症状がない段階で虫歯や歯周病を発見できる可能性があります。

早期発見・早期治療は、お口の健康を守る上で非常に大切です。

②歯周病検診

歯周病検診では、歯周病の進行度合いを調べます。

歯周病は、歯茎や歯を支える骨に起こる病気で、重症化すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病検診では、主に以下の項目をチェックします。

項目

内容

歯周ポケットの測定

歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の深さを測定します。

出血の有無

歯周ポケットからの出血があるかどうかを確認します。

歯の動揺

歯がぐらついていないかをチェックします。

レントゲン撮影

歯周病の進行によって顎の骨がどの程度減っているかを調べます。

歯周病は自覚症状が出にくい病気であるため、定期的な検診で早期発見・早期治療に努めましょう。

③妊婦検診

妊娠中は、ホルモンバランスの変化などから虫歯や歯周病のリスクが高まります。

そのため、自治体によっては妊娠中は歯科検診の費用の助成を受けられたり、格安で受けられることがあります。

妊婦歯科検診では、虫歯や歯周病のチェック、歯磨き指導などを受けられます。

妊娠中期(安定期)に受けることをおすすめします。

(2)検診項目と費用

歯科検診で行われる主な検診項目と、それぞれの費用目安は以下の通りです。

検診項目

内容

費用目安

視診・触診

歯や歯茎の状態を目視や触診で確認します。

歯石除去(スケーリング)

歯石の除去を行います。

1,000円〜3,500円

レントゲン撮影

歯や顎の骨の状態を詳しく確認します。

1,000円〜1,500円程度

フッ素塗布

虫歯予防のために歯にフッ素を塗布します。

1,000円〜3,000円程度

※保険適用の場合。費用は目安であり、医療機関や治療内容によって異なります。

しかし、歯周病の検査など、オプションとなる項目は保険適用外となる場合もあるため注意が必要です。

①視診・触診

歯科検診では、まず視診・触診が行われます。

視診では、お口の中全体の状態を肉眼で確認します。具体的には、虫歯や歯肉炎、歯周病の有無、歯並びや噛み合わせなどをチェックします。

触診では、歯ぐきや舌、顎のリンパ節などを指で触って、異常がないかを確認していきます。

これらの検査は、歯科医師が患者さんのお口の状態を把握するための基本的な検査です。

視診・触診である程度の診断はできるため、歯科検診の基本料金に含まれていることがほとんどです。

項目

内容

視診

虫歯、歯肉炎、歯周病、歯並び、噛み合わせなどをチェック

触診

歯ぐき、舌、顎のリンパ節などを触って確認

②歯石除去(スケーリング)

歯石除去は、歯周病予防や治療のために重要な処置です。

歯石は、歯垢(プラーク)が石灰化して硬くなったもので、歯ブラシでは除去できません。

区分

内容

費用目安

保険適用

歯周病の治療として行う場合

3,000円〜5,000円程度

保険適用外

歯肉の状態が健康な場合、着色除去やクリーニングのみ

7,000円~20,000円程度

保険適用の場合でも、施術する歯の本数や部位によって費用は異なります。

③レントゲン撮影

レントゲン撮影は、歯や顎の骨の状態を詳しく調べるために有効な検査です。

歯科医院で行われるレントゲン撮影は、保険適用の場合と、そうでない場合があります。

例えば、虫歯や歯周病の治療のためにレントゲン撮影を行う場合は保険適用です。

しかし、自由診療である歯科矯正やインプラント治療のためにレントゲン撮影を行う場合は保険適用外となり、費用は数千円かかる場合があります。

保険適用

費用

適用

1,000円〜1,500円程度

適用外

約5,000円〜15,000円

このように、レントゲン撮影を行う目的や治療内容によって費用が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

④フッ素塗布

フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を塗布することで歯質を強化し虫歯を予防する処置です。

歯のエナメル質を修復する効果も期待できます。費用は1,000円~3,000円程度で、保険適用外となる場合がほとんどです。

4. 無料で歯科検診を受ける方法

会社員の方や住民の方など、条件によっては無料で歯科検診を受けられる場合があります。

(1)健康保険組合の補助制度

会社員の方なら、加入している健康保険組合によっては、歯科検診費用の補助を受けられる場合があります。

補助内容は健康保険組合によって異なりますが、例えば、一年に一度、自費診療となる歯科検診を受けた場合、上限3,000円の補助を受けられるケースなどがあります。
会社員の方は、加入している健康保険組合に問い合わせてみましょう。

※あくまで一例です。申請方法や詳しい内容は、加入している健康保険組合にご確認ください。

(2)住民向けの無料歯科検診

会社員でない場合も、住民向けの無料歯科検診を実施している自治体もあります。

例えば、東京都小平市では、20歳以上の市民を対象に、無料の成人歯科検診を実施しています。

項目

内容

対象者

20歳以上の小平市民

実施期間

令和6年4月5日~令和7年2月28日

自己負担額

無料

定められた検査内容以外の検査や処置

自己負担あり

このように、自治体によって無料検診の内容は異なります。お住まいの自治体のホームページを確認するか、役所の担当窓口に問い合わせてみましょう。

(参考:https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/025/025848.html

(3)自治体の妊婦歯科検診

妊娠中は、ホルモンバランスの変化などから、歯周病のリスクが高まります。

お住まいの自治体では、妊婦さんを対象に、無料で歯科検診を実施している場合があります。

費用面だけでなく、体調が変化しやすい妊娠期に、安心して受診できる体制が整っていることもメリットです。

項目

内容

実施時期

妊娠初期・中期・後期のいずれか、または複数回

検診内容

虫歯のチェック、歯周病検査、口腔内の清掃指導など

持ち物

母子健康手帳、健康保険証など

予約方法

電話やインターネットで予約

実施時期や内容、助成額は自治体によって異なるため、詳細はお住まいの自治体のホームページなどで確認するか、窓口に問い合わせてみましょう。

5. 歯科検診を受ける頻度

歯の検診は、年に何回受けるのが良いのでしょうか?

痛くなってから歯医者に行くという方もいるかもしれませんが、早期発見・早期治療のためにも、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

(1)定期検診は年に何回が理想?

定期検診は、年に何回受けるのが理想的なのでしょうか?

個人差はありますが、一般的には1年に2~4回(半年に1回~3か月に1回程度)の受診が推奨されています。

定期的な受診を続けることで、虫歯や歯周病を早期発見し、軽度のうちに治療できる可能性が高まります。

また、定期的なクリーニングで口内環境を清潔に保つことも期待できます。

(2)年代・口内環境別の受診目安

年代や口内環境によって、歯科検診を受ける適切な頻度は異なります。

下記の表を目安に、ご自身の状況に合った頻度で受診しましょう。

年代

口内環境

受診目安

子ども

乳歯

3〜6ヶ月に1回

大人

健康な状態

3〜6ヶ月に1回

治療経験あり

3ヶ月に1回

高齢者

1〜2ヶ月に1回

特に、治療経験がある方は再発のリスクも考慮して、こまめな検診がおすすめです。

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この記事では、歯科検診の内容と費用について解説しました。

虫歯などの治療に通うよりも、定期的に検診を受ける方が費用を抑えられます。

また、歯並びが悪い人は口腔ケアが行き届きづらく、虫歯や歯周病リスクが高いと言われています。

そのような人は、まず歯科矯正で虫歯になりにくい歯並びを目指しましょう。

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