予防医療事業を展開するDRIPS、インフルエンザ・新型コロナウィルスの予防に関するアンケート調査を実施

マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」をはじめ、予防医療事業を展開する株式会社DRIPS(本社:東京都千代田区、代表取締役・医師:各務康貴)は、インフルエンザと新型コロナウィルス対策の実態について20~60代の男女242名を対象にアンケート調査を実施しました。
調査の結果、マスク、うがい、手洗いは80%以上の方が実施している結果となった一方で、口腔ケアは21.9%と5人に1人に留まる結果となりました。感染症予防における口腔ケアの重要性について、医師・株式会社DRIPS代表取締役の各務よりコメントいたします。

【調査概要】
調査対象 :20~60代の男女
対象⼈数 :242人
調査対象地域:全国
調査期間 :2022年12⽉14⽇
調査⽅法 :インターネット調査

※本リリースの調査結果をご利⽤いただく際は、必ず【hanaravi調べ】と明記の上、引用元(https://www.hanaravi.jp/corporate/index.php/news/)をご記載ください。

  • 株式会社DRIPS代表・医師 各務康貴よりコメント

医師・株式会社DRIPS代表取締役 各務 康貴 (かくむ やすたか)
大分大学医学部卒。医師、救急医療や在宅医療が専門。医師をしながら電通コンサルティングにて中長期戦略策定・新規事業開発・ブランディング戦略などに携わる。2019年に独立し、予防医療に関連するサービスを行うために、株式会社DRIPSを創業。マウスピース矯正hanaraviをサービス開始し、口腔内から予防へのアプローチを行う。

症状が似ているコロナとインフル、どちらも予防が重要

新型コロナウイルスは未だに日本では完全に封じ込めができていないため、引き続き各個人で対策を講じていく必要があります。またインフルエンザについては、これからの時期にピークを迎えていきます。昨年はインフルエンザに罹患した人が非常に少なかったため、獲得免疫を持っている人が例年よりも少なく、今年は感染者が多くなることが見込まれています。実際今年度の南半球では例年並みのインフルエンザ罹患数に戻っているとの報告があがっています。

新型コロナとインフルエンザは症状が似ており、医師でも区別が難しいと言われています。残念なことに片方に感染すれば、もう片方には感染しないということもなく、同時に感染してしまうケースも発生しています。現状、どちらも対症療法がメインの治療となる病気であるため、予防が非常に大切になります。

対策のポイントは、マスク生活で怠りがちな口腔ケア

調査の結果でも出ていたようにコロナもインフルも基本的な対策はマスク、手洗い、うがいになります。これは多くの人が心掛けているのではないでしょうか。

対策のポイントとなってくるのは、見落としがちな人も多いと思われる口腔ケアです。マスクを着用することが日常になった中で、口を人に見られる機会が減り、歯磨きを中心とした口腔ケアを怠ってしまっている人も少なくないのではないでしょうか。

口の中の細菌は常在細菌のような体を守る働きを示すものもありますが、悪影響を与える細菌もいます。このような細菌やウイルスを減らすことが、インフルエンザのような感染症では重要になります。また、口腔ケアは新型コロナウイルスによる肺炎の重症化の予防にもなるとも言われてます。

新型コロナウイルスによる肺炎は、細菌性肺炎との合併で重症化することが明らかになっています。特に高齢になると口の働きが悪くなる口腔機能低下症という状態になる方もいます。そうなってしまうと知らないうちに唾液を誤嚥してしまう不顕性誤嚥が起きやすく、誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。更に、要介護高齢者に対し口腔ケアを行ったところ誤嚥性肺炎にかかるリスクを減らすことができたという研究もあります。ですので、口腔ケアで口の中を清潔に保つことはコロナ重症化の予防に役に立つとも考えられます。

今年の冬は歯磨きに加えて、舌磨きで入念な口腔ケア

歯磨きは毎食後のみならず、起床時、就寝前を加えた1日に5回することが理想的です。歯磨き粉を使って磨くのは良いですが、スッキリ感を感じてしまい、「磨いたつもり」にならないように気を付けましょう。また、週1回程度を目安に歯と歯の間の汚れも落とすようにしましょう。

コロナ・インフル対策のためには歯だけではなく、舌磨きも効果的です。舌の汚れである、舌苔を除去することが感染対策に繋がります。舌苔は歯垢と同様に口臭の原因となるだけでなく、口腔全体への細菌の供給源になります。特に新型コロナウイルスは、ACE2という受容体を持つ細胞に結合して感染すると言われています。この受容体は舌に多く存在していますので、きれいに保っておくことが重要です。

これには舌磨きが効果的と言われており、毎朝舌ブラシで5回×2セット程度、舌の奥から前にかけてブラシを優しく動かすことが推奨されています。

気を付けたい口腔トラブル①歯周病
歯周病の口腔細菌は、喉や舌を保護している粘液の糖タンパク質を溶かす分解酵素を出すため、口や鼻から入ったコロナウイルスやインフルエンザウイルスが受容体に吸着し侵入することを手助けしてしまうと言われています。また歯周病は感染症に留まらず、糖尿病や脳血管疾患、呼吸器疾患など全身疾患に繋がる恐れもあります。歯磨きに加えて舌磨きをすることで防ぐようにしましょう。

気を付けたい口腔トラブル②唾液不足
唾液に含まれる抗体IgAは、ウイルスなどの有害な微生物を排除する役割を持ちますが、口腔内が汚れていると免疫機能がうまく働かなくなってしまいコロナやインフルエンザの感染リスクが高くなってしまいます。口腔内を清潔に保つことは、ウイルス感染・重症化予防につながります。マスクを着用することで話をしたり、口を動かしたりする機会が減ることに加え、口呼吸が増える傾向にあり、唾液の分泌量が減りやすくなります。嚙むことでも唾液の分泌が促されるため、「よく噛んで食べる」ということも非常に大切です。

中長期的には歯科矯正も有効!手軽なマウスピース矯正も主流に

出っ歯をはじめとした悪い歯並びも口腔環境を悪化させる一因となってしまいます。歯並びが悪いと口がしっかり閉じられなくなってしまい、寝ている間に口腔内が乾燥してしまい、唾液量の減少からコロナ・インフルエンザの感染リスクが増加してしまう可能性があります。
また、歯磨きをはじめとした口腔ケアそのものがしにくくなってしまうため現在は歯にワイヤーを入れるワイヤー矯正だけでなく、手軽にはじめられるマウスピース矯正も主流になっているので、検討していただくのも良いと思います。

【11/8 いい歯の日】マウスピース矯正hanaraviが期間限定で「予防歯科矯正プラン」をスタート!「国民皆歯科健診」に先駆け予防を後押し

マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」をはじめ、予防医療事業を展開する株式会社DRIPS(本社:東京都千代田区、代表取締役・医師:各務康貴)は、2022年に閣議決定した「骨太方針」にて導入検討されている「国民皆歯科健診」による予防歯科への注目の高まりをうけ、予防への一歩を踏み出してもらうための新たなプラン「予防歯科矯正プラン」を11月8日の「いい歯の日」に合わせて12月末までの期間限定でリリースいたします。

「予防歯科矯正プラン」では、従来のマウスピース歯科矯正に加えて、予防を推進するためのオーラルケアセットと歯科医師による指導、さらに無料で歯科矯正の検査が受けられるなどの特典が提携医院で受けられます。

実施の背景

口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接な関連があり、全身的な健康状態の維持にとって欠かせないものであることが分かっています。代表である各務(かくむ)は救急現場で医師として働く中で実際に口腔内の環境の悪化により様々な全身疾患が引き起こされる現状を多く目にしてきました。

そこで、病気になる前から口腔内の環境を向上させることで、多くの疾患の一次予防(病気になることを防ぐ)を行う、そのために予防に興味の無い方でも美容を切り口に無意識に予防に取り組めるよう、従来の3分の1の価格で歯科矯正に取り組めるマウスピース矯正hanaravi(ハナラビ)を創業し、サービスを展開してきました。
今回のキャンペーンを通し、国民皆歯科検診に先駆けて口腔内の環境向上や意識向上のきっかけを創り、多くの世代の方々が予防への一歩を踏み出していただければと願っております。

「予防歯科矯正プラン」概要

■期間:11月8日〜12月末
■対象クリニック:hanaravi提携医院 ≪東京院(渋谷、葛西)、大阪院、京都院≫
(https://www.hanaravi.jp/)
■対象
予約フォームやお電話でのお申し込み時に「予防歯科矯正プラン」とお伝えいただいた方
(https://www.hanaravi.jp/lp/new_reserve_lp2/reserve_lp/reserve/?ref=20221108)
※他の割引クーポンとは併用いただけません。
※事前の告知なく、サービスの内容を変更させていただく場合がございます。
※歯科矯正サービスの料金は弊社ホームページに準じます。

株式会社DRIPSについて

DRIPSは、ミッションである『ひとの力と最新技術を組み合わせることで健康への障害となるアンフェアを解消し、誰でも健康に生きられるようにする』を目指し、医療テック事業を展開するスタートアップ企業です。

その第一歩として将来の健康リスクの予防に則して口腔ケアにつなげられ、かつ従来100万円前後と高価であった歯科矯正をリーズナブルに行うことができる「hanaravi(ハナラビ)」を、信頼できる提携歯科医と共に提供しています。

■公式SNS
・Instagram:https://www.instagram.com/hanaravi_kyousei/
・Twitter:https://twitter.com/hanaravi__

会社概要
会社名:株式会社DRIPS
代表者:代表取締役CEO 各務康貴
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 郵船ビルディング4階
設立年月:2019年7月
サービス:https://www.hanaravi.jp/
メール:pr@drips.co.jp

東京五輪で活躍された寺田明日香選手へインタビューを実施!現役アスリートの3人に2人が歯科矯正を経験、その多くは競技力向上のため、90.8%がパフォーマンスへの効果を実感!現役アスリートの歯科矯正事情を調査

寺田明日香選手

株式会社DRIPS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:各務康貴)は、現役でプロを目指す10代、20代のアスリートを対象に、歯科矯正に関するアンケートを実施し、現役アスリートの3人に2人にあたる73.1%が歯科矯正を経験し、その多くが競技能力向上のために行い、歯科矯正を行った結果として競技へのポジティブな効果を実感していることがわかりました。また、東京オリンピックで活躍された寺田明日香選手に、歯科矯正を行われた経緯や感想をインタビューしました。

現役アスリートの歯科矯正事情調査まとめ

【調査概要】

調査対象 :プロを目指しスポーツに取り組むアスリート
対象⼈数 :143人
調査対象地域:全国
調査期間 :2022年10⽉1⽇〜10⽉3⽇
調査⽅法 :インターネット調査
※本リリースの調査結果をご利⽤いただく際は、必ず【hanaravi調べ】と明記ください。

プロを目指すアスリートの3人に2人が歯科矯正を経験している

「歯科矯正を経験したことがある、もしくは現在行っていますか?」(n=143)という質問を行なったところ、3分の2以上にあたる73.1%の103人の回答者が「過去、矯正したことがある」もしくは「現在矯正中である」と回答しました。

矯正を行なった理由の半数以上が、「パフォーマンス向上のため」「監督やチームメイトから勧められたため」」と回答

「歯科矯正を行なった理由は?」(n=103)という質問を行なったところ、35%がパフォーマンス向上のため、23%が「監督やチームメイトから勧められたため」と回答し、競技に関わる理由が半数以上の割合を占める結果となりました。それに対して、見た目を改善するためと答えた人は4.9%にとどまりました。

 

過去に歯科矯正を行ったプロを目指すアスリートの90.8%が噛み合わせがパフォーマンス影響すると回答

「歯科矯正経験者(n=103)に対し、「競技パフォーマンスに噛み合わせが影響すると感じますか??」という質問を行なったところ、現在矯正中の回答者の76.3%、過去歯科矯正を行なった回答者では90.8%がパフォーマンスへの影響を実感していると回答しました。歯科矯正の途中の方より、すでに歯科矯正を終えられた方のほうが実感されているという結果になりました。

 

スポーツ別では、バスケットボールやゴルフで影響を感じやすい?

またスポーツ別に、咬み合わせがパフォーマンスに影響すると感じるか?についてまとめてみたところ、バスケットボールやゴルフなどで「かなり実感する」と答えた方の割合が高いという結果がでました。

こちらの調査では「力を必要とする競技で実感を感じやすいのではないか」という事前の予想をしていていましたが、ゴルフやバスケットボールなどで実感されている方の比率が高かったことで、ゴール等の的を狙うような細かな力の調節が必要なスポーツで実感を感じやすいのではないか?という新たな仮説が生じました。

どのような効果を感じているかについては、以下のような回答がありました。

プロを目指すアスリートの8割が噛み合せとパフォーマンスについて知っていると回答

「歯並びがスポーツのパフォーマンスに影響することを知っていますか?」(=143)という質問を行なったところ、「知っている」と回答したのは、

歯科矯正未経験者では57.9%
現在歯科矯正中の回答者では76.3%
歯科矯正を行なっている回答者では86.4%

という結果になりました。歯科矯正が終わったかたの方が「知っている」という割合が高く、実際に効果を実感していることが回答に影響している可能性が考えられます。

東京五輪100mハードルの寺田明日香選手もパフォーマンス向上のために歯科矯正を行ったひとり

東京五輪100mハードルで日本人として21年ぶりの準決勝進出を果たした寺田明日香選手も、パフォーマンス向上のために歯科矯正に取り組まれました。

寺田さんは陸上競技から7人制ラグビーを経験され、その後また陸上競技へ復帰され活躍をされました。今回、寺田さんになぜ歯科矯正を始めたのかの詳しい経緯や治療を終えてどう感じられたかについてインタビューを行いました。

 

 

 

寺田明日香選手
陸上100mハードル 元日本記録保持者  寺田明日香選手

 

私が競技のための歯科矯正を意識するようになったのは、陸上選手として日本代表になった際でした。

ナショナルトレーニングセンターのメディカルチェックで歯科矯正を勧められました。
当時は競技への影響をイメージできず治療しなかったのですが、ラグビーに転向した後、親知らずの痛みを感じたことをきっかけに歯科矯正を始めました。

26歳の時に歯科矯正治療をはじめて、30歳になる前に矯正を完了することができました。
元々口の開け閉めがしにくかったのですが、矯正を行なって顎の骨と舌の位置がかわったことにより、リラックスして肺を膨らませて呼吸ができることを感じています。
歯科矯正を始めるまえにはわからなかったですが、矯正を終えて初めて実感したのは、歯並びが顎や他の身体の骨格の位置やバランスに影響を与えていて、正しく整えることが競技力にプラスに作用するということでした。
私も成人してから歯科矯正を始めましたが、遅いということはなかったです。

プロを目指してスポーツされている方も、歯並びや呼吸が気になっているのであれば専門家に相談をして、自分に納得できる形で初めて欲しいなと思います。

株式会社DRIPS代表・医師 各務康貴よりコメント


一般的には、歯並びやかみ合わせは運動やスポーツ成績と密接な関係があると言われ、これらを改善することにより運動成績が向上することがあると言われています。

医学的には、咬み合わせとスポーツパフォーマンスの効果の関係性については長年調査が行われてきましたが、比較や二重盲検などがしにくく研究デザインが難しいこと、さらにスポーツは複合的な動きになるため異なるスポーツ同士での単純な比較ができないことにより確実なエビデンスについて結論が得られていないものでございます。

今回の弊社による調査では、アスリートの実感を通しての主観的なリサーチでしたが、歯科矯正を行われた方々が主観的に効果を感じられているという結果については示すことができたという結果となりました。
今後、調査を進めることで、より客観的なエビデンスを示すことができればと考えております。

各務康貴 株式会社DRIPS代表・医師

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【8/31〜9/2開催】ヘルスケア&ウェルネス Weekに出展いたします

2022年8月31日(水)〜9月2日(金)に開催されるオンライン展示会「ヘルスケア&ウェルネス Week」に出展することが決定いたしました。

開催概要
・会期:2022年8月31日(水)〜9月2日(金)
・会場:オンライン
・主催:合同会社DMM.com

・本展示会は、健康な未来を創るための最先端のサービスが集まる展示会です。2025年問題により一層注目度が増している「予防医療」「運動支援」など健やかな生活をサポートするものから、医療・介護をサポートするものまで幅広くヘルスケア領域の製品が集結します。
・当日入場するために来場のご登録が必須となります。来場費用は無料です。
・個別での商談実施、基調講演・登壇配信の視聴には、事前の来場登録が必須となります。

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3年間で3.6倍と増加、最新の厚労省患者調査からわかる歯科矯正初診患者数

図1.平成29年から令和2年にかけての1日あたりの歯科矯正の初診患者数の推移

出典:厚生労働省「平成29年・令和2年患者調査歯科診療所の推計患者数,初診−再来×性・歯科分類別よりDRIPS作成

コロナ禍の影響を推し測れる、初の患者調査の結果

2022年6月30日、厚生労働省より最新の「患者調査」の結果が発表されました。
大体2年遅れで結果が公表され、それらをもとに分析に使用されることが多い調査となっております。

3年に1度調査される各疾患ごとの初診・再診の人数の調査に用いられるものであり、層化無作為抽出された約1300の歯科医院が対象となり、1日における疾患ごとの推計患者数が示されます。

コロナ禍以降、初の患者調査の結果であるためコロナ禍における患者数の推移が読み取れる重要な調査結果となっています。

矯正の初診患者数3.6倍、再来患者数1.8倍の結果

前回の平成29年の初診の矯正患者数は1日あたり800名だったことに比べ、令和2年では2,900名となっており、初診の矯正患者数が3.6倍との調査結果がでました。

再来患者数においては、平成29年は1日あたり17,500名だったことに比べ、令和2年では31,400名と1.8倍との調査結果が出ました。

初診・再来とも増加を示しておりますが初診の増加に比例して再来が増加していない原因として、①初診患者がまだ矯正を開始しておらず反映が遅れている。②初診患者は増加しているが開始に結びついていない。③コロナ禍等の何らかの影響で再来患者の診察頻度が下がっている。等の原因が考えられます。それらの結果については次回患者調査の結果を待ちたいと思います。

以前、平成29年度患者調査をもとに日本の歯科矯正の市場規模を算定し、市場が増加傾向にあることを示しましたが、今回の結果により歯科矯正市場が想定以上の成長を続けていることを裏付けられたと言えるでしょう。

​​年間推定3000億円。日本の歯科矯正市場規模に関する調査(DRIPS調べ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000057727.html

ここ数年で、リーズナブルに始めることができるマウスピース矯正が国内で広まり始めたことに加え、コロナ禍で口元が隠れるため今まで矯正中の見た目を気にしていた層が歯科矯正を始めたことが初診の増加に寄与したことが考えられます。

性別ごとに見る初診患者数では、男性は1.7倍へ増加

平成29年度から令和2年にかけて、男女ともに増加していますが、特に女性の歯科矯正の伸び率が顕著であることが分かります。

男性の初診患者が1日あたり300名から500名と1.7倍に増加しました。近年のメンズコスメ市場の拡大にみられるよう、男性の歯科矯正も同じ流れがみられるようです。
hanaravi(ハナラビ)でも利用者の半数は男性となっています。

初診患者数は女性は4.8倍と顕著に増加し、身体への本質的な継続投資が求められる傾向に

女性の初診患者は1日あたり500人から2400人へ4.8倍という顕著な増加を見せました。

要因としては、外出機会の減少によりファッション、メイクといった支出が減少し、スキンケアやダイエットといった自己への本質的な支出が増加したことに関連して、自分の身体そのものへの投資という観点で歯科矯正が選ばれていることがうかがい知れます。

2022年3月、20代〜30代女性を対象に弊社が実施した「新学期における美容意識調査」(※) でも、歯科矯正未経験者に対して「歯科矯正に興味がある?」という質問を行ったところ、約半数が「興味がある」と回答しました。

(※)【新生活に向けた美容意識調査】脱毛、歯科矯正など継続型美容への関心が上位に!ミレニアル世代の最新美容事情​​https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000057727.html

 

図2.歯科矯正の年代別患者数推移(初診+再来)
図2.歯科矯正の年代別患者数推移(初診+再来)

出典:厚生労働省「平成29年・令和2年患者調査歯科診療所の推計患者数,年齢階級 × 性・歯科分類別よりDRIPS作成

増加数では10代前半が最大、増加率では30代前半が2.4倍と最大

総患者数の増加数は10~14歳が最大の増加、増加率では30~34歳が2.4倍と最大の増加率でした。10代~40代の全ての年齢層にて矯正の需要が増加しています。

従来「歯科矯正は子供のうちに行うもの」というイメージがありましたが、20代30代40代と大人での矯正も増えています。

背景としては歯科矯正が高額であるため諦めていた方や目立つ見た目が気になって始められなかった方が、大人になってから透明なマウスピースでの矯正や、コロナ禍のマスク生活の中での歯科矯正を行うというケースが増えていることが考えられます。

今後人生100年時代を見据えて予防的観点から、20~40代の大人の矯正もさらなる増加を見せる

患者様へのヒアリングを通して、20代の方は、見た目を気にしての矯正が多く、40代の方では将来を見据えてオーラルケアの観点から矯正を始められる方が多い印象です。これらの観点は今後さらに進むことが予想されます。

口腔環境は全身の健康に影響するため、長期的に見ると医療費削減の効果もあります。そのため歯科診療は今後治療より予防へシフトが強まっています。先日、与党より「国民皆歯科健診」の検討が発表されたことも、その一端を伺いしれます。予防への大きな社会の動きに伴ない、消費者の視点でも予防観点での矯正を検討されている方が増加することが考えられます。

人生100年時代をより豊かなものにするため、今後より若い世代から口腔環境に目を向けられるようサービスの提供と情報の発信を続けていきます。

テレビ東京「WBS」(ワールドビジネスサテライト)にて、弊社マウスピース制作拠点を取材いただきました。

テレビ東京系列 経済報道番組「ワールドビジネスサテライト」にて、弊社マウスピース制作拠点を取材いただきました。

放送のアーカイブは、テレビ東京ニュース配信メディア「テレ東BIZ」にてご覧いただけます。

フジテレビ「Live News a」にてhanaraviをご紹介頂きました。

フジテレビ系報道番組「Live news a」(https://www.fujitv.co.jp/livenews_alpha/)内の「ネタプレ経済部」コーナーにて、ヤマト運輸クロスゲート内の弊社マウスピース制作拠点を取材いただきました。

弊社代表の各務も、コメントにて出演させて頂いております。

放映の様子はフジテレビニュースライブ配信メディア「FNNオンライン」でもご覧いただけます。

「ヤマト運輸が3Dプリンター活用で新サービス 歯科マウスピースを製造・配送」 https://www.fnn.jp/articles/-/362216

 

 

 

クロネコヤマトさまと、マウスピース量産の取り組みについてのリリースを行いました。

ヤマト運輸とマウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)が連携して3Dプリンターを活用した製造、配送サービスを5月18日から開始
― 治療進捗に対応しスピーディーにお届け ―

マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」を提供する株式会社DRIPS(本社:東京都千代田区、代表取締役:各務康貴、以下「DRIPS」)とヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕、以下「ヤマト運輸」)は、ヤマトグループの国内ネットワーク上に設置した3Dプリンターを活用した歯科矯正用マウスピースの製造、配送サービスを5月18日(水)から開始します。

年間推定3,000億円。日本の歯科矯正市場規模に関する調査

オーラルケア全体の市場規模と歯科矯正の市場規模

株式会社DRIPS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:各務)は、日本の歯科矯正市場規模や成長性に関するリサーチを発表しました。

調査結果発表の経緯

過去、オーラルケアの市場規模は4,344億円程度※1であるとされている推計はある。それに対し歯科矯正に関する市場規模に関するデータはなかった。

今回、歯科矯正に関しての市場規模や成長性に関するデータを発表することで、より多くの方に魅力ある市場として関心を持って頂くことで市場が拡大し、その結果として患者様の利益に繋がればと思い、ベンチマークとなる参考データを発表いたします。

※1富士経済「オーラルケア関連市場マーケティング総覧 2019」

年間の推定市場規模は3,000億円

歯科矯正の市場規模の算出
歯科矯正の市場規模の算出

 

厚生労働省の患者調査※2によると、歯科矯正における1日の初診の患者は800名。年間に換算すると初診の患者数は約292,000名にのぼります。

歯科矯正は治療方法や期間、施術を受けるクリニックによって価格が変わりますが、約100万円が一般的な価格とされています※3。

よって、年間の患者数と価格で算出した市場規模は約3,000億円と想定されます。

こちらの市場規模に関して、厚労省の患者調査に沿った結果ではあるものの、1日800名を47都道府県で割った場合に1都道府県の1日あたりの新規患者は約17名となります。その結果から、こちらの推計は過少に見積もられている可能性があるため、あくまでも参考値としていただけるのが良いかと思われます。

オーラルケアの市場規模と比べて

オーラルケア全体の市場規模と歯科矯正の市場規模
オーラルケア全体の市場規模と歯科矯正の市場規模

 

オーラルケア関連の市場も伸びていることが予想されますが、歯科矯正は単体でオーラルケア関連の市場規模に迫る勢いともいえます。

 

歯みがきと洗口剤の市場規模と歯科矯正の市場規模の比較
歯みがきと洗口剤の市場規模と歯科矯正の市場規模の比較

また、歯磨きの約3倍、洗口剤の約10倍の市場規模となっており、いかに市場規模として大きいかが再確認できます。

※2厚生労働省患者調査平成29年
※3歯科矯正の価格(DRIPS調べ https://www.hanaravi.jp/blog/kyousei-kikan/

今後の市場成長について

世界の歯科矯正市場の成長はは2030年までに、平均成長率(CAGR)10.8%で推移するとされています※4。

日本の歯科矯正市場の成長率については、市場規模と同じくも明確な情報は発表されていません。しかしながら、上記推計に用いた、日本の1日の矯正の初診患者800名/日というデータは、直近我々が感じている市況感とくらべるといささか少ない数字といえます。

日本においては、元々オーラルケアに関する関心が低く、市場の拡大については、すでにオーラルケアや歯科矯正が一般的な海外に比べポテンシャルがあるといえます。近年のライフスタイルの欧米化かや、さらにInstagram、TiktokといったSNSで海外との垣根が低くなることで、歯に対する興味が向上しています。ました。市場の拡大については、すでに歯科矯正が一般的な海外に比べポテンシャルがあるといえます。

予防の領域への拡大

厚生労働省の患者調査のデータによると、虫歯の減少により歯科医院の推計患者数は2017年から減少し続けており、日本の歯科医院の経営戦略として、治療ニーズの変化に合わせた提供サービスの見直しが求められています。

そこで歯科業界で力を入れ始めているのが、予防医療と自費診療です。2020年から歯周病重症化予防治療も新たに保険適用となるなど、予防歯科の普及に向けた取り組みが歯科業界全体で進められています。また、審美歯科、矯正等の自費診療においては医業収益に占める割合は保険診療より自費診療(その他の診療収益)のほうが寄与率は高くなっています。

日本においても、今後人生100年時代を迎えるにあたり「人生の健康寿命を伸ばす」といった観点で、予防医療・未病としての歯科診療ニーズも高まっていくと考えられます。

※4:2022年03月にREPORTOCEANが発行した新しいレポートによる