東京五輪で活躍された寺田明日香選手へインタビューを実施!現役アスリートの3人に2人が歯科矯正を経験、その多くは競技力向上のため、90.8%がパフォーマンスへの効果を実感!現役アスリートの歯科矯正事情を調査

寺田明日香選手

株式会社DRIPS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:各務康貴)は、現役でプロを目指す10代、20代のアスリートを対象に、歯科矯正に関するアンケートを実施し、現役アスリートの3人に2人にあたる73.1%が歯科矯正を経験し、その多くが競技能力向上のために行い、歯科矯正を行った結果として競技へのポジティブな効果を実感していることがわかりました。また、東京オリンピックで活躍された寺田明日香選手に、歯科矯正を行われた経緯や感想をインタビューしました。

現役アスリートの歯科矯正事情調査まとめ

【調査概要】

調査対象 :プロを目指しスポーツに取り組むアスリート
対象⼈数 :143人
調査対象地域:全国
調査期間 :2022年10⽉1⽇〜10⽉3⽇
調査⽅法 :インターネット調査
※本リリースの調査結果をご利⽤いただく際は、必ず【hanaravi調べ】と明記ください。

プロを目指すアスリートの3人に2人が歯科矯正を経験している

「歯科矯正を経験したことがある、もしくは現在行っていますか?」(n=143)という質問を行なったところ、3分の2以上にあたる73.1%の103人の回答者が「過去、矯正したことがある」もしくは「現在矯正中である」と回答しました。

矯正を行なった理由の半数以上が、「パフォーマンス向上のため」「監督やチームメイトから勧められたため」」と回答

「歯科矯正を行なった理由は?」(n=103)という質問を行なったところ、35%がパフォーマンス向上のため、23%が「監督やチームメイトから勧められたため」と回答し、競技に関わる理由が半数以上の割合を占める結果となりました。それに対して、見た目を改善するためと答えた人は4.9%にとどまりました。

 

過去に歯科矯正を行ったプロを目指すアスリートの90.8%が噛み合わせがパフォーマンス影響すると回答

「歯科矯正経験者(n=103)に対し、「競技パフォーマンスに噛み合わせが影響すると感じますか??」という質問を行なったところ、現在矯正中の回答者の76.3%、過去歯科矯正を行なった回答者では90.8%がパフォーマンスへの影響を実感していると回答しました。歯科矯正の途中の方より、すでに歯科矯正を終えられた方のほうが実感されているという結果になりました。

 

スポーツ別では、バスケットボールやゴルフで影響を感じやすい?

またスポーツ別に、咬み合わせがパフォーマンスに影響すると感じるか?についてまとめてみたところ、バスケットボールやゴルフなどで「かなり実感する」と答えた方の割合が高いという結果がでました。

こちらの調査では「力を必要とする競技で実感を感じやすいのではないか」という事前の予想をしていていましたが、ゴルフやバスケットボールなどで実感されている方の比率が高かったことで、ゴール等の的を狙うような細かな力の調節が必要なスポーツで実感を感じやすいのではないか?という新たな仮説が生じました。

どのような効果を感じているかについては、以下のような回答がありました。

プロを目指すアスリートの8割が噛み合せとパフォーマンスについて知っていると回答

「歯並びがスポーツのパフォーマンスに影響することを知っていますか?」(=143)という質問を行なったところ、「知っている」と回答したのは、

歯科矯正未経験者では57.9%
現在歯科矯正中の回答者では76.3%
歯科矯正を行なっている回答者では86.4%

という結果になりました。歯科矯正が終わったかたの方が「知っている」という割合が高く、実際に効果を実感していることが回答に影響している可能性が考えられます。

東京五輪100mハードルの寺田明日香選手もパフォーマンス向上のために歯科矯正を行ったひとり

東京五輪100mハードルで日本人として21年ぶりの準決勝進出を果たした寺田明日香選手も、パフォーマンス向上のために歯科矯正に取り組まれました。

寺田さんは陸上競技から7人制ラグビーを経験され、その後また陸上競技へ復帰され活躍をされました。今回、寺田さんになぜ歯科矯正を始めたのかの詳しい経緯や治療を終えてどう感じられたかについてインタビューを行いました。

 

 

 

寺田明日香選手
陸上100mハードル 元日本記録保持者  寺田明日香選手

 

私が競技のための歯科矯正を意識するようになったのは、陸上選手として日本代表になった際でした。

ナショナルトレーニングセンターのメディカルチェックで歯科矯正を勧められました。
当時は競技への影響をイメージできず治療しなかったのですが、ラグビーに転向した後、親知らずの痛みを感じたことをきっかけに歯科矯正を始めました。

26歳の時に歯科矯正治療をはじめて、30歳になる前に矯正を完了することができました。
元々口の開け閉めがしにくかったのですが、矯正を行なって顎の骨と舌の位置がかわったことにより、リラックスして肺を膨らませて呼吸ができることを感じています。
歯科矯正を始めるまえにはわからなかったですが、矯正を終えて初めて実感したのは、歯並びが顎や他の身体の骨格の位置やバランスに影響を与えていて、正しく整えることが競技力にプラスに作用するということでした。
私も成人してから歯科矯正を始めましたが、遅いということはなかったです。

プロを目指してスポーツされている方も、歯並びや呼吸が気になっているのであれば専門家に相談をして、自分に納得できる形で初めて欲しいなと思います。

株式会社DRIPS代表・医師 各務康貴よりコメント


一般的には、歯並びやかみ合わせは運動やスポーツ成績と密接な関係があると言われ、これらを改善することにより運動成績が向上することがあると言われています。

医学的には、咬み合わせとスポーツパフォーマンスの効果の関係性については長年調査が行われてきましたが、比較や二重盲検などがしにくく研究デザインが難しいこと、さらにスポーツは複合的な動きになるため異なるスポーツ同士での単純な比較ができないことにより確実なエビデンスについて結論が得られていないものでございます。

今回の弊社による調査では、アスリートの実感を通しての主観的なリサーチでしたが、歯科矯正を行われた方々が主観的に効果を感じられているという結果については示すことができたという結果となりました。
今後、調査を進めることで、より客観的なエビデンスを示すことができればと考えております。

各務康貴 株式会社DRIPS代表・医師

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