すきっ歯が与える印象は?治療方法を紹介!

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
 

すきっ歯はいわゆる、前歯の真ん中に隙間がある正中離開(せいちゅうりかい)と、全体的に隙間がある空隙歯列(くうげきしれつ)の2種類があります。どちらも、見た目に与える印象は大きくコンプレックスに感じる方も多いです。

今回は、そんなすきっ歯が周囲の人に与える印象と治療方法について解説していきます。

すきっ歯の印象は国によって違う

実は、同じすきっ歯でも日本と海外では与える印象が違うのを知っていますか?どのような違いがあるのでしょうか。

日本での印象

日本では、「歯並びで印象が左右されるか?」との問いに76.4%の人は「当てはまる・やや当てはまる」と答えています。(矯正歯科医会・2010年7月、全国の10代~50代の男女計1,000名を対象に、歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査より)

さらに、すきっ歯は古くから、歯の隙間から幸せが逃げる、と言われており、

実際に当事者も見た目の部分から「恥ずかしい」と思ってしまっている人が多く、ネガティブな印象を持っている人が多くいます。

特に口元は、会話をする際にとても目につきやすく、顔のパーツでもコンプレックスに感じてしまう方も少なくありません。

そのため、放置をせずに治療する方も多いです。

海外での印象

実は、日本ではネガティブな印象のすきっ歯も、海外になると印象が変わります。

フランスでは隙間から、幸せが入る「幸運の歯」とも呼ばれており、アメリカではセクシーな印象をもたれ、オーストラリアでは富の現れ、とも言われています。

このように、海外では日本と全く違う印象を与えることも少なくなく、良いチャームポイントとして受け入れられています。スーパーモデルにもすきっ歯が多いのも有名です。

すきっ歯の原因は

日本では、ネガティブな印象をもたれやすいすきっ歯ですが、何故すきっ歯になってしまうのでしょうか。

1.先天的な理由

一つは先天的な理由があげられます。

生まれつき歯が小さいことで、歯間ににスペースが空いてしまいそれが原因ですきっ歯になってしまいます。また、反対に同じように顎が大きいことでスペースが空いてしまうこともあります。

さらに、本来生えてくるはずの歯が生えてこないなども原因としてあげられます。子供の頃からすきっ歯の人は先天的な理由であることも多いです。

2.後天的な理由

もう一つは、後天的な理由です。

後天的な理由の中では、舌で歯を前に押す癖などのすきっ歯になってしまうような悪習慣があったことが挙げられます。また、歯周病もすきっ歯の原因としてあげられます。

すきっ歯を放置すると

それでも、なかなか「治療をするのは不安、、」という方もいると思いますが、すきっ歯を放置してしまうことで見た目以外にこんなデメリットがあります。

虫歯や歯周病になりやすい

すきっ歯を放置してしまうと、もともと隙間があるので、そこに食べかすがつまりやすくなってしまい、最近が繁殖して虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

また、ブラッシング時に、歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用してしっかりと磨かないと歯肉に炎症が起こる歯肉炎になってしまったり、口臭の原因になってしまいます。

滑舌が悪くなる

場所にもよりますが、息漏れの原因になります。特に「サ」行や「タ」行に影響が出やすいです。

すきっ歯が影響して、息が漏れ、いわゆる舌っ足らずな喋り方になってしまい、会話をする際に幼い印象を与えてしまうこともあります。さらに、発音がしづらいのは日本語だけでなく英語などにも影響があります。

噛み合わせが悪くなる

歯と歯の隙間が開くことで、上下の噛み合わせが悪くなる原因にも。噛み合わせが悪いことで、頭痛や肩こりなどにも影響が出てしまうことも。

すきっ歯の治療法

放っておいても、残念ながらすきっ歯を直すことができません。実は簡単にすきっ歯を治せるのを知っていますか?

歯の状態にもよりますが、様々な治療法があります。担当医とよく相談して適切な治療を受けるようにしましょう。


hanaraviで検査された方には、実際にこのようなシミュレーション画像が送られます!

 

ワイヤー矯正

抜歯を伴う状態の歯でも、大きな力をかけることができるので、比較的隙間が大きい歯でもきれいに並べることが可能です。ただし、どんな器具を使うかにもよりますが高額になることが多いです。

しかし、その分根本的に治療を行うことができます。

マウスピース矯正と比べて、治療が終了するまでずっと装置をつける必要があるため、そこがストレスに感じる方も中にはいらっしゃいます。

マウスピース矯正

マウスピースで行う矯正治療になります。

透明のマウスピースを使って、徐々に力をかけていき歯を移動させる方法です。徐々に移動させるため、ゴールまでに時間がかかるデメリットがあります。

ただ、マウスピースを使うことで、ホワイトニングと同時施術ができるなどのメリットもあります。

歯並びによっては、マウスピース治療が適応にならない場合もありますので、相談してみてください。

ラミネートベニア

歯の表面を少し削り、そこにセラミックを貼り付ける治療法です。保険適用外なので、歯科医院にもよりますが、1本約10万円ほどの費用がかかります。

ただ、すきっ歯だけでなく審美的な部分にも長けているので、見た目をきれいに整えることができます。さらに耐久性もあり、変色もしないのもメリットです。

ダイレクトボンディング

歯を削ることなく、一回で治療を終えることができるのが最大のメリットです。手軽に行うことができ、虫歯治療と併用すると保険を適用することもできます。

しかし、経年と共に材質が劣化し変色を起こすことがあります。

また、プラスチックの材料で埋めるため強度があまりなく、硬いものを噛んだ時に外れてしまう可能性もあります。

2万円から始められるマウスピース矯正「hanaravi(ハナラビ)

hanaraviの特徴

  • 月々2万円、30万円の低コスト
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