綺麗な歯並びは美人の条件!歯列矯正は大人になってからでも遅くない

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
 

歯列矯正は子どもだけが行うものではなく、大人になってからでも歯並びを治すことはできます。歯並び、すなわち歯列が整い、隙間などがない綺麗な歯並びは人に好印象を与えて美人に見えます。

また、心身の健康維持にも大きな影響を与えます。歯列矯正のメリットやデメリット、方法などについて解説します。

綺麗な歯並びがなぜ美人の条件なの?

多くの人が歯並びは大切だと思っています。日本臨床矯正歯科医会が1,000人を対象にアンケートを行ったところ、72.6%の人が歯並びで第一印象が変わると答え、一般の人も歯並びがきれいな方がいいと感じていることがわかります。

きれいな歯並びは、「上品」、「清潔感がある」、「健康的」、「育ちが良い」といった印象を与えます。また、歯並びを治すとEラインが整い美人に見えます。Eライン(エステティックライン)とは、横顔の鼻からあごにかけてのラインで、真っ直ぐに引いた線の中に唇が収まっているのが理想的と言われています。

歯並びを治すと上あごや下あごの位置が理想的なものに近づき、Eラインに収まるので顔全体のバランスが整い、美人になるのです。

悪い歯並びが与えるさまざまな影響

歯並びが悪いと見た目の印象だけでなく、体のさまざまな部分にも影響が出てきます。子どものうちに歯列矯正をすると、矯正期間も短く比較的楽に歯並びを整えられますが、大人になってからでも遅くはありません。

虫歯になりやすい

歯並びが悪いと、歯ブラシが細かいところに届かず、すみずみまでしっかり磨けません。また、歯間ブラシやデンタルフロスなどが通しづらい場所もあり、磨き残しがあったり歯垢がたまったりして、虫歯や歯周病になりやすくなります。

胃腸に負担がかかる

歯並びが悪いと噛み合わせも良くないので、特定の歯で噛んだり、片側の歯だけを使うなど、食べ物をしっかり咀嚼できません。十分に咀嚼せずに呑み込むことが多く、消化に時間がかかるため胃腸に負担がかかります。

頭痛や肩こりの原因になることも

噛み合わせが合っていないと左右のバランスが崩れたり、歯の一部分だけに圧力がかかります。あごに力が入り、首まわりの筋肉が張ったり血流が悪くなったりして頭痛や肩こりが起きる場合があります。

また、あごの関節やあご周辺の筋肉にも力が入るので顎関節症になることもあります。

歯列矯正をするタイミングは?

大人になってからの歯列矯正はいつでも可能です。就職活動や転職のタイミング、結婚に向けてなど、きっかけがある場合はもちろん、自分でふと歯並びや顔の印象などが気になったときに始めるのもいいでしょう。

歯列矯正は、それぞれの歯並びの状態にもよりますが、1年〜3年ほどかかります。矯正を終えたい期限がある場合は、早めに歯科医師に相談して始めましょう。

歯列矯正をするメリット

歯列矯正は歯並びが良くなるだけでなく、身体全体のバランスが整い、不調が改善されるなどさまざまなメリットがあります。

綺麗な歯並びは横顔美人に

歯列矯正をすると見た目が良くなり好感の持てる第一印象になるので、歯並びにコンプレックスを抱いていた人も、積極的に人とコミュニケーションを取れるようになり、思いっきり笑顔を作れるようになります。

また、歯並びが良くなると正面から見た顔の印象が変わるだけでなく、美人の基準と言われる横顔のEラインのバランスも整います。

自分の歯が長持ちする

歯並びが良くなると歯ブラシで歯をしっかり磨けるようになります。虫歯や歯周病、口臭、さらには顎関節症の予防にもなります。また、噛み合わせが原因の慢性的な頭痛や肩こりがなくなるメリットもあります。

歯を健康な状態に保ちやすくなるので、長く自分の歯を使えます。

歯列矯正の方法は?

最近は、歯並びの重要性を意識する人も多く、以前よりも大人になって歯列矯正を行う人が増えてきました。歯列矯正にはいくつか種類があります。近年は矯正していることが周りにわかりにくい目立たないものもあり、精神的な負担が少なく行えます。

自身の歯の状態や予算に合わせて、歯科医師と相談して矯正方法を選択しましょう。

ワイヤー矯正

最も歴史の長い矯正方法です。ブラケットという3〜5mmほどの大きさの装置を歯面に装着して、そこにワイヤーを通すことで歯に圧力をかけて矯正します。ブラケットは、メタル(金属)のものや目立ちにくい白色のセラミック製や、透明のプラスチック製などもあります。また、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する裏側矯正もあります。

ワイヤー矯正のメリット

金属タイプのワイヤー矯正は、丈夫で費用が安い傾向にあります。持続的に歯を固定するので、矯正の期間が短く済むというメリットもあります。幅広い症例に対応していて、抜歯やあごの手術が必要なケースなどでも使用できます。

特に歯と歯の間に隙間ができるすきっ歯や、歯が重なり合っている叢生(そうせい)、歯が傾いているなどの矯正は、他の矯正方法と比べて矯正期間を短くできる傾向があります。

ワイヤー矯正のデメリット

口を開けるとブラケットやワイヤーが見えるので、見た目に大きく影響します。矯正したばかりの頃は、装置が口や口の中に当たるので口内炎ができることがあります。また、歯磨きがしづらくなるので、定期的に歯科医院で検診を受ける必要があります。

被せ物をしている歯がある場合は、装置が外れやすくなるので、最初に被せ物の交換が必要になることがあります。

矯正している間の見た目に抵抗があり、歯列矯正をためらう人がいますが、白色や透明のセラミックやプラスチックなどを使ったブラケットもあり、ワイヤーも白いものを選ぶとかなり目立たなくなります。

また、裏側矯正にすれば費用は高くはなりますが、他人には矯正していることがわかりません。

その他に、矯正期間が少し長くなるというデメリットもあります。

床矯正

床矯正(しょうきょうせい)は、6歳から11歳ころの子供を対象とした矯正方法です。床矯正独自の装置を使用し、子供の成長に沿って歯列を整えることができます。子供のうちから床矯正を行うと、大人になってから矯正をすると抜歯が必要になる歯列を、抜歯なしで整えることができます。

床矯正のメリット

床矯正の大きなメリットとして、抜歯が不要であることが挙げられます。床矯正では、顎の発育とともに歯列を整えます。歯列が悪くなる原因の一つに、顎が小さいことが挙げられますが、これを解消することができます。

また、装置を簡単に取り外すことができるのも大きなメリットです。小学校での体育の時間や運動する際に、口内のけがをする心配がありません。また、記念写真を撮るときやお披露目のときも、装置を一時的に外すことができます。

床矯正のデメリット

床矯正は他の矯正方法と比べて、時間がかかります。床矯正は6,7歳ころから始め、11歳ころまで経過を観察する必要があります。一方で、他の矯正方法でかかる期間は2~3年程度です。

また、装置を長い時間つけていないと矯正がうまく行かない場合があります。目安としては1日に14時間以上は装置をつけるようにしましょう。子供が装置をしっかりと決められた時間だけつけているか、チェックしましょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は自分の歯形を元に作ったマウスピースをはめて歯列矯正を行う方法です。

マウスピースのメリット

マウスピースは透明なので、装着していることがほとんど他人にわかりません。食事や歯磨きのときは外せるので、好きなものを食べて普段通り歯磨きができます。口内環境を清潔に保ちやすいので、ワイヤー矯正よりも虫歯になりにくいのが特徴です。

さらにマウスピース自体を2週間ごとに取り替えるので衛生的に使えます。医療用のプラスチック素材で、金属アレルギーの人でも安心して矯正ができます。

マウスピースのデメリット

マウスピースは、すべての歯列矯正に適応しているわけではありません。歯並びによっては、マウスピース矯正では治せないケースもあります。また、マウスピースは1日20時間以上装着していないと矯正ができません。食事と歯磨き以外はつけておく必要があります。

つけ忘れると十分に効果が出なくなるので、しっかりと自己管理をする必要があります。

まとめ

歯並びのいい人は、清潔感がある、上品、健康的といった好印象を他人に与えます。歯並びが整うと歯磨きやデンタルフロスなどのメンテナンスもしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の予防ができるため長く自分の歯を使えます。

また、噛み合わせの悪さが原因の慢性的な頭痛や肩こりなども解消します。歯列矯正はいくつか方法があり、歯並びの状態に合わせて選べます。従来からあるワイヤー矯正も透明なブラケットを使用するタイプなら矯正していることがわかりにくく、精神的な負担も軽減できます。

さらに目立たなくて日常生活に支障が少ないマウスピース矯正も最近は人気です。矯正期間や費用なども合わせて歯科医師と相談して自分に合った矯正方法を選びましょう。

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