30代からの歯科矯正は遅い?大人が歯科矯正をするメリットとデメリット、後悔しないポイントを解説

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

歯科矯正と聞くと子どもがおこなっている治療という印象もありますが、実は大人になってから歯並びを矯正する人は珍しくありません。

この記事では、「30代からの歯科矯正は遅いの?」というテーマで、大人の矯正で覚えておきたいポイントを解説します!

矯正にかかる費用をすぐ知りたい!という人は、こちらのLINEからお問い合わせください↓

1. 30代から始める歯科矯正は遅い?

30代から歯科矯正を始めるのは遅いのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

まずはその疑問にお答えしていきましょう。

(1)矯正治療に年齢制限はない

歯科矯正は、年齢を問わず始めることができます。何歳になっても矯正治療を受けるのに遅すぎるということはありません。

「もう大人だから…」と諦めている方も、安心して治療を検討してみてください。

矯正治療に年齢制限がない理由の一つとして、歯を支えている歯槽骨は生涯に渡って新陳代謝を続けることが挙げられます

歯は歯槽骨に支えられており、歯槽骨に力が加わることで、歯は少しずつ移動します。

この性質があるため、年齢に関わらず歯の移動、つまり矯正治療が可能なのです。

矯正治療の現場では、80代から矯正治療を受ける人もいます。

とはいえ、年齢を重ねるにつれて歯や歯茎の状態、顎の骨の硬さなどは変化します。

それらが制限になる可能性も考慮しつつ、歯科矯正について検討する必要があるでしょう。

(2)30代からの矯正治療の実態

厚生労働省が発表している「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」では、歯の治療のうち歯科矯正の経験がある人は全体の7.7%だったそうです

歯科矯正を受けたことがある人の年齢の内訳を見ると、女性は10〜14歳と35〜39歳が、男性は30〜34歳、35〜39歳が特に多いという結果になりました。

この点から見ても、実は30代から矯正を検討し始める人が非常に多いことがわかります

その背景としては大きく2つ考えられます。

まず、10〜20代と健康を維持しやすい世代から30代に入ることで、より健康への意識が高まり歯の治療などを検討しはじめる点。

もうひとつは、30代である程度経済的な余裕が生まれやすくなるという点です。

引用:令和4年歯科疾患実態調査結果の概要|厚生労働省

ちなみに、hanaraviでは月額3,600円から利用できるデンタルローンなども用意しています。

一生物の歯を手に入れたいけれど、100万以上かかることもある矯正費用を一気に払うのは辛い⋯という人は、ぜひ活用してみてください。

hanaraviは月々3,600円で矯正可能
hanaraviでは、症例にもよりますが、月々3,600円という低コストから矯正治療が可能です。 また、矯正開始前に治療にかかる総額を提示し、追加の費用は頂きません。

2. 30代の大人が歯科矯正をするメリット

大人になってからの歯科矯正治療には、大きく2つのメリットがあるといえます。

(1)見た目のコンプレックス解消で自信UP!

歯並びが気になって思いきり笑えない、口元を隠してしまうといった経験はありませんか?

歯並びは顔の印象を大きく左右する要素の一つです。

歯並びがコンプレックスになっていると、無意識のうちに表情が暗くなったり、消極的になったりしてしまうことがあります。

歯科矯正によって歯並びが整うと、見た目のコンプレックスが解消され、自信に満ちた笑顔を取り戻すことができます

歯科矯正は、見た目の改善だけでなく、内面からポジティブな変化をもたらし、より積極的で自信に満ちた自分になるための第一歩となるでしょう。

(2)健康面でのメリット:虫歯・歯周病予防

歯並びが悪いと、歯磨きがしにくく汚れが溜まりやすい部分が生じます。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。

歯科矯正によって歯並びが整うと、歯ブラシが届きやすくなり、効率的なブラッシングが可能になります

歯並びがキレイになると、具体的に次のようなメリットがあります。

  • 虫歯予防:歯並びが整うことで、歯ブラシが隅々まで届きやすくなり、プラークコントロールが容易になります。その結果、虫歯菌の繁殖を抑え、虫歯になりにくい口内環境を作ることができます。

  • 歯周病予防:歯周病は、歯と歯茎の間に溜まったプラーク(歯垢)が原因で引き起こされます。歯並びが悪いとプラークが溜まりやすく、歯周病のリスクが高まります。歯科矯正で歯並びを整えることで、プラークコントロールがしやすくなり、歯周病予防に繋がります。

  • 口臭予防:歯並びが悪いと、食べカスが詰まりやすく口臭の原因となります。矯正治療によって歯並びが整うと、口臭の原因となる食べカスの除去がしやすくなります。

  • 顎関節症の予防・改善:噛み合わせの悪さは、顎関節症の原因の一つとされています。歯科矯正によって噛み合わせが改善されれば、顎関節症の予防・改善にも繋がります。

このように、歯並びが整うことによるメリットは見た目の改善だけでなく、口内環境の改善にもつながります。

これにより、将来的に歯を失うリスクを減らし、健康な歯を長く保つことに繋がります。

hanaraviは矯正経験豊富な医師が対応
hanaraviでは、矯正治療の専門知識が豊富な、専門の歯科医師のみと提携しています。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。

3. 30代で歯科矯正をするデメリット・注意点

30代で歯科矯正を始めるにあたって、知っておくべきデメリットや注意点を解説します。

メリットだけでなくデメリットも理解した上で、矯正治療を検討しましょう。

(1)治療期間が長くなりやすい

30代の方の歯科矯正は子どもに比べて治療期間が長くなりやすい傾向があります

30代になると顎の骨の成長が止まっているのに加え、子どもより硬くなっています。

そのため、歯を動かすにはより大きな力と時間が必要です。

さらに、歯周病がある場合は歯科矯正前に歯周病治療を行う必要があるため、治療期間がさらに長くなる可能性があります。

治療期間は個人差がありますが、一般的には2~3年程度かかります。

治療方法や治療範囲によって期間は大きく変化するため、歯科医師と相談しながら自分に合った治療法を選択しましょう。

(2)治療費用が多くなりやすい

歯列矯正の費用は、子どもの場合と比べて大人の場合、高額になりやすい傾向があります

大人の歯は顎の骨の成長が完了しているため、歯を動かすのに治療期間が多くかかるほか、より高度な技術を必要とする場合もあるからです。

子どもの歯科矯正にかかる費用の目安は20〜30万円。

ただし、子どもでも12以降の永久歯が生えそろった状態は、大人の矯正費用とほぼ変わりありません。

子供の矯正費用の相場は?種類別やステップ別に解説|よくある疑問も

一方、大人の歯科矯正にかかる費用の目安は60〜170万円です(歯全体を動かす矯正の場合)。

大人の歯科矯正の値段は?方法別の費用相場や料金、支払方法や控除の仕組みまで解説!

(3)通院の時間を確保するのが大変

30代は仕事や家庭の責任が増え、忙しい日々を送っている方が多い年代です。

矯正治療を始めたいと思っても、定期的な通院の時間を確保できるか不安に感じる方もいるでしょう

30代の多くは平日の日中に仕事やをしているため、仕事が終わってから通院する特に、職場から歯科医院が遠い場合は、通院の負担が大きくなってしまいます。

こうした事情を抱えている人は、土日も診療を受け付けている歯科医院などを選択するといいでしょう。

また、マウスピース矯正など治療方法によっては通院頻度をかなり減らす事ができます

(4)見た目への抵抗感が強いことも

歯列矯正は、歯にブラケットやワイヤーなどの矯正装置を装着するため、どうしても見た目に変化が生じます

そのため、治療中の見た目が気になるという方もいらっしゃいます。

特に、30代という年齢は、仕事やプライベートで人前に出る機会も多く、見た目の変化に対する抵抗感が強い方も少なくありません。

しかし、近年では目立たない矯正装置も増えてきています

例えば、マウスピース型矯正装置は透明で目立ちにくく、周囲に気づかれにくいというメリットがあります。

hanaraviも、軽度〜中度の歯列不良(歯並びが悪い状態)の患者様に対してマウスピース矯正の治療を提供しています。

hanaraviの特徴
hanaraviでは、矯正開始前に、患者さんの歯をスキャンし、詳細な3Dイメージを制作します。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。

(5)ブラックトライアングルなどのリスクがある

歯列矯正は、歯並びを美しく整え、口元の印象を改善する効果的な方法ですが、治療に伴うリスクも存在します。

その一つが「ブラックトライアングル」です

歯と歯茎の境目には、歯肉が三角形に覆いかぶさる部分があります。

歯列矯正によって歯が移動すると、この歯肉が歯の動きについていけず、歯と歯の間に隙間ができてしまうことがあります。

これがブラックトライアングルと呼ばれる現象で、歯茎が黒く見えてしまうため、審美性を損なう原因となるのです。

元々歯肉が薄い方や、歯周病を患っている方は、ブラックトライアングルが生じやすい傾向があります。

また、加齢によっても歯肉は退縮しやすいため、年齢を重ねるごとにリスクは高まります。

4. 30代の歯科矯正で後悔しないためのポイント

30代から歯列矯正を始めるにあたって、後悔しないためのポイントを解説します。

これらを踏まえることで、よりスムーズに治療を進め、理想の歯並びを実現できるでしょう。

(1)通院のスケジュールを確保する

歯列矯正治療を始めると、定期的な通院が必要になります

30代の方にとって、仕事やプライベートの予定との両立は大きな課題と言えるでしょう。

治療開始前に、ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、無理なく通院できるスケジュールを組むことが大切です。

まず、矯正歯科の診療時間や休診日を確認しましょう。

土日診療を行っているか、夜間診療はあるかなど、ご自身の都合に合う歯科医院を選ぶことが重要です。

平日の仕事終わりに通院するのが難しい場合は、土日診療を行っている歯科医院を選ぶと良いでしょう。

どうしても通院が大変⋯⋯という場合は、なるべく通院頻度を減らせるマウスピース矯正治療などを提供するクリニックを探してみてください。

こちらのから、hanaraviのマウスピース矯正を提供するクリニックに無料相談することができます!

(2)矯正中の歯のケアを念入りに行う

矯正装置を装着すると歯磨きがしづらくなり、食べカスや歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

そうしたリスクを避けるためには、矯正中の歯のケアをいつも以上に念入りに行う必要があります

具体的には、以下の3つの点に注意しましょう。

歯ブラシのほかに、デンタルフロスなどで歯と歯の間の汚れをしっかり落としましょう。

(3)実績のある信頼できる歯科医院を選ぶ

歯列矯正は、治療期間が長期に渡る高額な治療です。だからこそ、信頼できる歯科医院選びが重要になります

30代からの歯列矯正で後悔しないためには、実績があり、信頼できる歯科医院を選ぶようにしましょう。

実績のある歯科医院の選び方を以下にまとめました。

  • 日本矯正歯科学会の認定医(専門医)が在籍しているか

  • 信頼できる医師/クリニックかどうか

  • 自分にあった矯正装置を選ぶことができるか

  • 自分にあった費用/支払い方法で矯正できるか

  • トラブルが生じた際のフォロー体制が整っているか

  • 歯科矯正のための設備が整っているか

これらのポイントを参考に、複数の歯科医院を比較検討し、自分に合った歯科医院を選びましょう。

無料カウンセリングを実施している歯科医院も多いので、気軽に相談してみるのも良いでしょう。

より詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてみてください!

後悔しない矯正歯科の選び方を医師が解説!絶対に押さえておきたい6つのポイント

5. 30代から理想の歯並びを手に入れたい人はhanaravi(ハナラビ)へ!

大人になってから理想の歯並びを手に入れたいと考え、30代から歯科矯正を受けている人は決して少なくありません。

これから歯科矯正を受けようと思っている人は、今回紹介したポイントや注意点を意識して、理想の歯並びを手に入れてください。

  • 通院の手間をなるべく減らして歯並びをキレイにしたい

  • 支払いの負担をなるべく抑えたい

  • 信頼できる医師に矯正治療をお願いしたい

こうした希望がある人は、ぜひhanaravi(ハナラビ)へご相談ください!

hanaraviは医師である各務康貴が、多くの人々に健康でキレイな歯並びを提供したいと考え立ち上げられたマウスピース矯正ブランドです

hanaraviはワイヤー矯正・マウスピース矯正いずれにも詳しい、厳選された専門の歯科医師とのみ提携しています。

矯正経験が豊富な医師が治療を担当するので、安心して矯正ができます。

また、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられます(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)。

公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできますので、まずはお気軽にご確認ください。 hanaraviのLINE公式アカウントで費用チェック!